更新日 2004年9月21日 (火) 9:23




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【9月20日月曜日】

ファイナルデー。


朝一の波は良かったなぁ〜。6フィートプラスのクリーンなセット。その上珍しく朝もはよから太陽がパッキリ出てて、そりゃあきれいなトラッスルズだった。しかし8時半に試合が始まると、「おかあさん、僕のあの波はどこに行っちゃったんでしょうね?」みたいな。サイドオンショアで特にレギュラー側のリップラインはあっという間にだらだら、フェイスはボコボコ。セットの大きい波はすでにクローズアウトの様相だった。特にQF2ヒート目のケリーのヒートは潮まわりも悪くてハードだったな。何しろ最初はケリーとダレン・オラファティ、2点3点の取り合い勝負の超低レベルなヒートになってたから。

そんなわけでけっこう波運も左右したけど、バンピーな波でどこまで自分のサーフィンが出来るかの戦いだった。ファイナルは予想通りケリー対パーコちゃん。もう、これ以上順当なファイナルは無いって程の順当な、サーフィンで選手が見せてた通りの結果のファイナリストふたりだった。

まず先行したのはパーコちゃん。例のヒョイヒョイスタイルで8点をたたき出した。お返しにケリーは8.4。そして次はパーコちゃんが7.17をゲット。このあたりになるともうセットの波はグシャグシャでクローズ、乗ってもどうにもならない。ポイントになるのはほんの少し小ぶりの形のいいフェイスのある波。35分ヒートの残り15分ぐらい、ケリーは8点の波を探し続けた。しかし、実際に彼が必要だったのはわずか6.77。でも相手がパーコちゃんだからね、最低8点2本は揃えないと危ないと思ったんだろうな。結局いい波はその後全く入らず、そのままパーコちゃん逃げ切り。う〜ん、お父さんパワーか。ま、どのラウンドも全く危なげなかったのが今回のパーコちゃんだったし、どのラウンドもなんとなく危なっかしいケリーだったから、これはアリな結末だな。それにしてもパーコちゃんの勢いスゴイな。部原だって優勝してもおかしくないサーフィンだったし、続けて今度こその優勝。今シーズン2勝目だもの。

さて、このアンディを追うふたり、というか、CJ、ヘッジまで含めて4人。ここから先はすべてセミファイナル以上がマスト。しかもアンディが5位以下でという条件付だ。だからね、ポイントにすれば700点差だけど、実際にアジャスティングポイントとして考えてみると、まだまだ全然離れてるわけ。残る4試合のうち3試合、ようはここから先ほとんどの試合をアンディが9番とか17番とかと取りこぼし続ければ、セミ以上を続けられたサーファーがようやくアンディをロックオンできるかな、ぐらい離れてるんだな。自力なら全部ファイナルメイクしかない。

よって、ここでの1位2位は大きな問題ではあるけれど、そんなに大きな問題ではない。ファイナルをメイクすることが大事なのだ。そしてアンディファンの皆様は、そんなに落ち込む必要は無い。まだまだ全然余裕のよっちゃん、よっちんだから。この33位は最後には無かったことになるからさ。

ただ、心理的にはケリーとパーコちゃんに追われるってのは、どんなに遠くからでもいやなものだろうなとは思うけどね。私が選手だったら、お願いします、他の人にしてくださいって感じだもの。

で、みなさんは明日の飛行機でフランスに向かう。24日には次の試合が始まるからだ。いってらっしゃ〜〜〜〜い。わたしゃそこまでつきあえんので、ハワイ前にちょいと日本でゆっくりさせてもらいますわ。

> From: Yuki
> Date: Mon, 20 Sep 2004 19:13:38 EDT



■優勝したパーコちゃん

■お父さんカットバック


■危なっかしいケリーだった



 

photo:ASPtostee,

 


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