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【12月17日金曜日】
昨日はワイメアのうねりが落ち着かずにキャンセル。しかもパイプはビーチに立てられていた観戦スタンドが流されるという荒れぶりだった。そのおかげでたまっていた砂もすっかり取れて、地形はバッチリ。5〜7フィート、時折8フィートのセットが入るパイプでラウンド2とラウンド3が行われた。
朝のうちはバックドアがほとんどなく、ほぼパイプオンリー。しかも10点満点可能な感じの波も時折入ってくる。それをすんでのところで逃してしまったのがシェーン。パイプの長い10点コースのチューブを、出口の身体が見えたところで引っ掛けてしまった。
ワイメアウイナーのブルースはこの試合でQFに行くのがWCTクオリファイのマスト。絶対負けられない試合なのだ。当然チャージしまくりだった。しかし、やっぱり今日もとんでもなくすごかったのはケリー。いや〜、またまたやばかったです。
特にこの試合初めての10ポイントを出したバックドアのチューブ。やたら深くて、もうそこからは無理だわ、ってぐらいの深いところから行って、その後がまたやたら早くて、途中でチューブの形も乱れててひっかかりそうで、でもそれでもスポッと出てきちゃったわけ。あのチューブの中のスピードってすごいと思う。普通見てたらダンパーの速さだもの。でもそれでも出てくるんだな。もうあれは一般のギャラリーだって笑うしかないと思う。
その後のパイプに行った9.83もすごかった。深いところからテイクオフのままグラブレールで入って、長いチューブを抜けてきた。あれは10点でも全然おかしくないライディングだったな。乗った順番が逆だったらたぶんトータル20点満点だったと思うよ。あのパイプにはたぶん10点出すもの。で、その後にあのバックドアだったら、そっちのほうがすごいから10点出さざるを得ないものね。
考えてみればここ数年、パイプのいい波での試合ってなかったから、忘れてたかも。この兄ちゃんが出口さえあればとんでもない長さのチューブを簡単に抜けてくるってことを。特にバックドア。そうそう、そうだった。バックドアに関してはアンディもブルースも関係ないんだったっけ。この兄ちゃんの独壇場だったんだなってことを思い出してしまったよ。ここ数年、結果や数字としてのアンディにまぎれてケリーのパイプって消えてたな。ガッツリ思い知らされた感じだよ。
ブルースもケリーの後のヒートで長いパイプを抜けて10点満点を出した。でもあのブルースのパイプが10点なら、ケリーのバックドアは12点だわな。
あと調子よさそうだったのは、カラニ・ロブ、ティム・カランあたり。アンディはラウンドワンもそうだったけど、今日はそれにもまして全くいいところなしのまま、最終戦を17位で終わった。やっぱりタイトルが決まっているとフヌケになっちゃうのかな。
パット・オコーネルは引退を表明しているので、この試合が最後のWCT。ラウンド3でサニーとルークにやられて17位で最後のヒートを終えた。この試合で調子のいいトップ2のケリーとブルースは次のQFで当たることになる。なんかもったいない感じではあるな。ま、でもふたりでラウンドアップして行けばいいんだけど。とにかく今日はケリー、マジヤバっす。
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photo:ASPTOSTEE,KAREN,
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今日は満点ケリー |
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敗退したアンディ |
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惜しかったシェーン |
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アンディを下したカラニ |
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