更新日 2005年3月5日 (土) 22:53




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3月5日土曜日

今日こそお休み。起きたらコンテスト会場の旗が真っ直ぐビーチに向かってはためいていた。モロオンショア。波も小さいので2度寝。 10時からエアーショーと、47人乗りの巨大ボードでギネスに挑戦なんてイベントがあったんだけど、目の前のコンテスト会場には行きませんでした。だって、この波でエアーなんて無理難題だもの。

そういえば昨日まで書くの忘れちゃったんだけど、今シーズンからジャッジクライテリアに変更があったのよ。今までの、スピードとパワーとスタイルを兼ね備えたってヤツに変わって、スピードとパワーとフロー。スタイルの代わりにフロー、つまり流れってことになってる。止まらない、流れるようなラインのサーフィンがハイポイントにつながる。flowですな。有名になたモンだ。ASPのルールブックにも出てきちゃうんだから。

で、なおかつ、波のクリティカルポジションで、何度も何度も同じビッグリップやるのはダメで、バラエティに富んだマニューバーを繰り出さなければならない。コンビネーションですな。偶然じゃなくてきちんとサーファーがコントロールできてることも必要なのだよ。で、それらのマニューバーが革新的で進歩的であること。つまりだな、早くてパワフルで、見たこともないような新しいマニューバーを流れるようにうまくつなげて繰り出したやつの勝ちってことだな。これ、ケリーとかパーコちゃんのサーフィンね、ここ数年の。なんじゃありゃ、ってやつ。

で、今のところこのジャッジクライテリアの変更の恩恵をガッツリゲットしたのがクリス・ワードの10点だろうな。あれ、沖の今までだったら一番おいしいセクション走っちゃったから満点はないはずなんだけど、その後のエアーからリップ、スラッシュなんかのコンビネーションが効いて、あったもんな満点。でもそのぐらいかな。後はあんまり昨年と変わりないもの。セットの大きな波に乗って、でかいリップ繰り返したヤツの勝ち、みたいな感じだった。ケリーなんかかなりヤバイコンビネーションやってたけど、波が小さかったからポイント伸びなかったのか? って感じに低かったもん。

で、現実問題このクライテリアになるときつくなるのがアンディ? 流れるってのがアンディのサーフィンにはあまりない感じだと思うのは私だけ?? 大きなリップが時折途中で止まる、ガキッ、ガキッってやつさ、あれはダメなはずなんだよね。革新的、進歩的はいいとして、流れるような多種多様なバラエティのマニューバーのコンビネーションって、できるヤツはトップ45の中にもそうはいないと思う。ま、だからこそ、そういうサーフィンにハイポイントを出すというのが順当なんだけどね。だって誰も出来ないんだもん。ケリーとかパーコちゃんとかは、本当にこのクライテリアになったらけっこうイケるんじゃないの。

でもね、こないだも書いたとおり、今のところあんまりジャッジングに目立った変化ってないのよね。なんか例年通りって感じ。ま、まだ始まって2日目だから、これからもっと徹底していくのかもね。

photo:snowy ASPTOSTEE,

ギネスに挑戦。
エアショー優勝ジョシュ・カー
アンディ
ケリー
パーコ
 


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