更新日 2005年3月6日 (日) 22:40




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3月6日曜日
今日も全然ダメなはずだったのに、起きてみたらけっこういい波だったというか、そこそこやれる波だったから、クソッ! って感じ。で、結局今日は残っていた男子の3ヒートと女子のファイナルまで、そして男子、女子のエクスプレッションセッションが行われた。

で、私が珍しく絶賛したローカルワイルドカードの17歳、ワールドジュニアチャンピオンのステファニー・ギルモアがまんまと優勝しちゃったわけだ。早いラウンドのサーフィンを見る限りではレインかステファニーかって感じであることは確かだったんだけど、このふたりはセミで当たるヒート組みになってたんだよね。で、当たってびっくり。最後の最後に大きなリップの連続からインサイドで長いチューブをメイクして逆転、レインに勝っちゃうわけよ、この小娘が。で、そのまま優勝。しかも最も長いチューブを抜けた人に送られるエビアン賞の5000ドルも彼女がゲット。総取りやね。2位がメガン・アブボ、3位にレイン・ビーチェリーとチェルシー・ジョージソン。

優勝したステファニーはラウンド1と3でワールドチャンピオンを破り、セミでまたしてもワールドチャンピオンを破る。これって男子だったらアンディに勝って、ケリーに勝ってファイナルに進出して優勝ってことだからさ。この小娘のすごいところはチューブの後処理。チューブから出てそのまま真っ直ぐリップってのをやるわけ。これはなかなかWCTの女でも見ないよ。女子のチューブってたいてい出てきたらカットバックとか、それで終わりとかだから。出てそのままストレートアップのリップに持っていくって、すごく女子としては新鮮なコンビネーションだったなと思う。

私は後数年以内にワールドタイトルを取るって言ったけど、もしかしたら今シーズンのWCTにすべてワイルドカードもらえたら、このまま今年タイトル取れちゃうんじゃないかな。少なくとも女子のWCT選手の半分は、この小娘にはサーフィンで勝てないから。ま、他のコンディションの波がどんな感じなのかを見ていないし、彼女はここがホームブレイクだからここが一番うまいんだろうけど、あの完璧なドライブのサーフィンスタイルとラインなら、どこの波でもイケるんじゃないかと思う。いや〜、久しぶりの大型新人登場ですな。しかもなんだか性格も素直なようで、表彰式のときの笑顔と喜びぶりは、ついこっちまで微笑んじゃうほどだった。う〜ん、いいな、ステファニー。けっこうかわいい顔してるし。そして彼女は明日から学校……って、なんてったって17歳だからね。この先少なくとも10年は彼女の時代があるわけよ。これから女子のトップを目指すなら、彼女の上を行かなくちゃならない。女子には厳しい時代がやってきたもんだ。 で、この小娘のことばっかりしか書いてないけど、このロキシープロは、この小娘に始まってこの小娘で終わるって感じだったから、いいんじゃない。

ま、ステファニー以外で調子よさそうだったのはレインとチェルシー。リップ1発を取ればレインだったけど、リップあり、チューブありのステファニーのバラエティには勝てなかったってことだな。 明日は予報では一番いいコンディションなはずなので、男子のラウンド3が行われると思う。さらに修行は続く。

photo:ASPTOSTEE,

日曜日のギャラリー
歓喜のギルモア
2位はメーガン
ギルモアのドライブサーフィン
レインも調子は良かったが
 


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