更新日 2005年3月23日 (水) 16:49




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【3月23日水曜日】

今日は3月23日。でもこの話は2日前の21日のお話。何でかって? 決まってるじゃん、いつものサボり癖よ。
ゴールドコーストに試合の後に何日か居て、ちょいとグータラな日々をすごさせていただき、その後シドニーはクナラビーチに移動し、柄沢明美ちゃんと旧交をあたため、ベルズに入ったのは19日。何でこんなに早くベルズ入りしたかというと、萩原水紀がWCT 女子のSPCフルーツプロのワイルドカードを決めるトライアルに出場できることになったから。そのトライアルは21日に行われた。本来ならベルズで行わ れるこのトライアルも、ここのところの最悪な波のコンディションによって、フェリーで行くグァナマタビーチに移動。移動したところで波は腰。それでも朝 はオフショアだったから良かったものの、すぐにオンショアに変わり、かなりなさけないものになった。

私とオーストラリアの母、柄沢と、萩原も、他の選手役員と同じフェリーに乗り、会場に到着。なんと萩原は1ヒート目で到着するや否や、練習するまもなく速攻着替えてゼッケンつけて、試合開始。ただでさえ萩原は大風邪をひいていて、高熱はようやく下がったものの、薬を飲んでも咳がとまらない状態での試合。不運といえば不運。

しかし、日本人である萩原がオーストラリアのWCTのワイルドカードを決めるトライアルに出場できるまでには、やはり二転三転あった。プロジュニアシリーズでそれなりの成績は収めているものの、ルール上の国籍の問題というのはいかんともしがたく、まして、地元企業のコンテストなわけだから、ひとりでも多くのオーストラリアの選手にチャンスを与えたいわけで、女子のワイルドカードは1枚、そしてそのトライアル出場権はわずか8人にしか与えられない。

最初は出られる、しばらくしてやはりルールで無理。しかしその次点で萩原は一度日本に帰国していて、このトライアルのためのチケットを買ってしまった後 だった。そこで萩原に好意的に動いてくれたのがコンテストディレクターのマックス。万難を廃し、反対者を説き伏せて、出場を可能にしてくれた。
このルールに特例を作ってまでの好意には、どんな大風邪も押して出るしかない。日本だったらありえないものな。外国人がトライアルに出るなんて。感謝、感謝です。

で、最初のヒートは例のゴールドコースト優勝者のステファニー・ギルモアと一緒だったのだけど、何とかステファニーに続いて2位上がり。ファイナルに進んだ。
しかし、ファイナルでは正直言って実力の差がはっきり出てしまい4位。ワイルドカードはゲットできなかった。

普通に行けばステファニーがまたもやワイルドカードという感じだったのだが、いい波に恵まれず、2本目が揃わないまま、波周りのやたら良かったジェシー・ミリー・ダイヤーにワイルドカードをさらわれた。

男子のトライアルは16人のラウンドロビン方式。3ラウンド戦ってファイナルに残ったのはトム・カレン、キーラン・ピロウ、ベン・ダン、ジーン・デ・シルヴァ。この日快調に的確なラインできちっ、きちっとハイポイントを重ねていたベン・ダンがぶっちぎりで1枚目のワイルドカードをゲット。2枚目はトム・カレンのはずだったのだが、最期の最後に逆転されてブラジル出身のジーンの手に。

波はこの後もしばらく全くいい予報が出ていず、女子SPCフルーツプロのピリオドは今週末なのでなんとか終わらせるとして、男子のリップカールプロに本格的な動きが出るのは来週になりそうだ(ちょっと希望的観測)。

photos:snowy,ASPKAREN

日本の萩原水紀
不運の萩原
ワイルドカードのジェシー
ベン・ダン
 
 
 
 
 


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