更新日 2005年4月30日 (土) 14:37





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4月29日(曜日)

今日はすっかりきれいに晴れ上がり、予報通り波も上がり4−5フィート。潮周りによってはかなりサイズのあるセットも入ってくる最高のトラッスルズだった。インサイドにはタマちゃんならぬ、トラッスルズのトラちゃんも現れて、なんかうるさいけどな〜に?? みたいな。トラちゃんの見守る中、本日は男女ともQFの前まで、ラウンドオブ32までを消化した。

男子のラウンドオブ64には生き残りの田中樹と田嶋鉄兵がいたが、ふたりともアウト。ま、しょうがないかな。このラウンドになるとWCT選手とか続々出てくるし、WCT選手出てくると波が違って見えるぐらいサーフィンのレベル違うから。

なんかいつも見てるからそんなに気にならなかったけど、こうやって見るとWCTのやつってヤバイね、上手くて。びっくりしたよ。

田中樹はラッセル・ウインター、コーデル・ミラー、パトリック・ガダスカスと対戦したが、正直歯がたたなかった。イズキ的には特にこれといったミスもなく、波の選択も悪くないし、試合運びも問題なかった。敗因は完璧にサーフィンの差。レールで太いラインを描いてくる元WCT選手のウインターやガダスカスに比べると、圧倒的にスプレーは薄いし、ラインは細いし、テールで回した後に板がフラットになる瞬間が目立ってしまう。リップがレールで回りきれないからスナップになってしまう。その辺をきっちりジャッジに見られた。上手く当てても4点台どまりというジャッジング。う〜ん、あそこを見られちゃうとチャンスはないよな。今までの早いラウンドでは回りも同じようなサーフィンだったからそれなりにポイントも出たけど、レールでサーフィンしてくる本格派が入ってくるときつい。体格の問題もあるけど、ロブも同じぐらい華奢だからな。

本当にWQSで勝ちたいと思うなら、サーフィン全面改造しかテはないと思う。テールで回らないでレールで回ること。あそこまでスタイルが出来上がってしまうととんでもなく困難だと思うけど、頑張るしかない。誰のためでもなく、自分のために。レールのサーフィンさえ出来ればそれ以外の部分は問題ないから勝てるようになるはずだ。まぁ、簡単に言うけど、やるのは大変なんだよね。でもせかっくやってるんだから、頑張ってよ。

いきなりWCTにクオリファイした気分です、と朝からぼやいてた田嶋鉄兵はパット・オコーネル、テイラー・ノックス、マット・キーナンが相手。こうなると普通にやっていても勝ち目は全くないわけで、とにかくすべてのリップを一か八かで思いっきり当てるしかない。本人はそれがわかっていたようで、どのリップも全力以上で行っていた。特筆すべきは3本目の6.5のついたライディング。私ですらもっと出てもいいんじゃないかと思ったぐらい、どのリップもフィン抜け放題。抜けてるのに後からスプレーが上がってくるというエキスパートリップの連続だった。たぶん一か八かが偶然上手く行っちゃったんだと思うけど、あのサーフィンをずっと続けていればいつか勝つ日が来る。今は偶然メイクでも、そのうち当然メイクになるから。DJに、「怖いモノ知らずのテッペイ」なんてアナウンスされるぐらい、どこにでも当ててっちゃったからね。でも良かったのはその1本だけ。テイラーとパットがスロースタートで、なおかつポイントが低めに転んでたからチャンスだったんだけどね。ま、まだまだ勝たしてもらえないってことかな。いざとなれば簡単に7点台ひょいひょい出してくるからね。7点台勝負になると勝てないな。でもね、あの思いきったサーフィンを忘れないで欲しい。あれをやって負けるならそれでいい、とオバサンは思う。ま、プロだから負けていいってことはないけど、あれならいいんじゃないかなと私は思う。先につながる負け方だから。

で、ロブとかホブグッド兄弟とかハンパなく上手かったけど、ラウンドオブ32は最初しか見なかったけど、ロブやホブグッド兄弟、ティム・カラン、テイラー、あのヘンは順当に行ってると思うよ。明日はファイナルデー。男女ともQFから先が行われる。

 

photos:snowy,

トラッスルズのトラちゃん出現
絶好のコンディション
イズキ、サーフィン改造を
鉄兵、これを忘れないで
ロブ、ハンパない
さすがのテイラー
 


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