更新日 2005年5月1日 (日) 14:45





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4月30日(曜日)

優勝デビッド・ウェアーね。この人は南アフリカ出身のお兄さんです。今日この人が何で勝ったかというと、ただひとつのマニューバー。小さいエアーというかフィン抜けのリップというかそれの180みたいなところからフェイスに着地してのリバース。これ。これをセットの波のマニューバーコンビネーションの中に入れてくる。それがどうやらジャッジにいたく気に入られたらしく、この人がこれやると9点台がポコポコ出てきた。特にセミから先はもう、こいつこれだけじゃん、ってぐらいこれだけ。それでも8点、9点と揃っちゃう。で、それ以外のリップは何てこともなく、う〜ん、トリッキーなヤツなんだなと思っていたら、ロストのメイヘム(マット・バイオロス/オーナーシェイパー)が、こいつ俺のところのライダーなんだ、って言ってた。なんか、納得。

でも本日というか、このコンテスト通じて唯一の10点満点はクォーターのティム・カラン。セットの波でファーストリップからワンターンでエアー。このエアーが鬼のような高さ。ティムいわく、ブーツはいてなかったら、着地のときに足の指骨折したかも、って言うぐらいの高さ。それをなんなく着地して、そのままリップ。あれはね、エアーショーのリップだった。マジやばかったっす。でもティムはそこがピークだったようで、セミではロブとウェアーにやられた。ロブもね、そうとう調子良かったんだけど、いきなり9点台とか出されちゃうとね、セットの間隔の長いベスト2はやりにくくなるよね。

波は昨日よりサイズダウン。でも長い間隔のセットは昨日と同じぐらいのサイズがあって、この時折入るセットを上手くやっつけたヤツが勝ち上がった。

そういえばデビッド・ウェアーって波周りも良かったな。セットの中でも長く乗れる形のいいやつは全部彼のところに集まってた感じだから。

女子のこともちょっと書いちゃおうかな。だって女、すごくレベル高かったから。もうノリにノッちゃったのはブラジルのシルヴァナ・リマ。女なのにセットの波でテール丸ごと抜けたリップとか連続してくるわけ。昨日のテッペイのベストウエイブ思い出しちゃった。最後にはエアリアル360、ほとんどメイクなんてワザも見せた。なんか歯列矯正のブレスとか入れてるところを見ると、えらく若そうなんだけどね。もうさ、わずか4スターの女のWQSなのに、日本のサーフシーンとは別世界だったね。あれはね、日本の若手男子チームより明らかにレベルが上だよ。みんな落ち込むと思うけど。ベルズでワイルドカードだったジェシー・マイリー-ダイヤーもぶっといライン描いてたな。ま、この人身体もでかいから体重でスプレー飛ばすか?? みたいなところもあるんだけどね。ぶっとい足してるから。侮れないな、世界の女。

形のいい、適当にサイズのある、一番サーフィンの質が見えちゃう波だったからよけいそう感じたのかもしれないけど、いやいや、参ったな、世界遠くて。

詳しいこのコンテストのレポートは5月26日配布のflowで見てちょんまげ。

 

photos:snowy,

デビッド・ウェアー優勝
この技で勝ちました.
エイドリアン・バカン2位
3位入賞のパット
女子優勝はシルヴァナ・リマ
 
 
 


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