【6月1日 水曜日】
やっぱ来たね。29日のレポートで、ケリー本人はないって言ってたけど、私的には起こりそうな感じがしないでもないよ。と書いたけど、昨日あたりから確信してたね。CJとケリーのファイナルでケリーの2連勝って。私、次の試合からサーフィンのネットギャンブルに大金つぎ込むことにします。
あの兄ちゃん今年は取るね、7度目のタイトル。これでランキングも1位に躍り出ちゃったし。いや、いままで何年裏切られ続けてきたことか。サーフィンは一番すごいのに波が来なくて負けちゃうとか、ロングチューブの最後でこけるとか、ずっと見せられてきたから。しかし、今日は完璧。ちょっと不安だったのはセミのフレッド戦だったけど、後半10点。9.57と立て続けにマークして、最後は寄せ付けなかったもん。途中リードされててケリーに必要だったのは7点台後半だったんだけど、これが最後まで乗れなくて負けるってのが続いてたからね、3年ばかり。だからここで、あ、出ちゃったかな、あのパターン、ってちょっと不安になったけど、マジ来たね、最強の男復活。このヒートはそのすごく象徴的な展開だったと思う。
ファイナルも完璧な出来でCJを寄せ付けなかった。というか、CJにミスをさせてしまうような追い詰めぶりだった。そう、相手が冷静に戦えなくなるような威圧感がケリーに戻ったと思う。
たまたま私たちのカメラボートにクイックシルバーのロッド・ブルックスが乗っていて、優勝したあとにボートの近くに来て、あと1年契約延長したほうがいいと思わない?? なんて冗談口も出るほど上機嫌。他のヴェニューでのコンテストにはほとんど優勝したことがあるケリーが、唯一といっていいぐらい優勝していない場所がここタヴァルアだったから嬉しさも100倍だろう。
表彰式ではCJと共にカツラをかぶっての登場。(最上段の写真)嬉しそうだったな。サービスも上々で、ほら、ユキにワンショットあげようぜってCJを誘って特別ポーズを決めてくれた。一番のポーズね。でも、その後、みんながプールでふたりを撮影してるときに、おめでとうを言いに行ったら、いいからカメラ置いてプールに飛び込めよ、ってそのままプールに引きずり込まれたけど。クソっ。でもご祝儀にずぶ濡れになってやるかと思って、一瞬でもカメラを置いた私の責任です。
フロントサイドでレストランツのチューブを抜け続けて3位になったフレッドはなんとランキング6位にジャンプアップ。負けたとはいえすごく嬉しそうだった。ルーキーオブサイヤーに一直線だ。
ランキングはケリー、トレント、CJ、アンディ、ファニング、フレッド、ダミアン、モリソンと続く。
う〜ん、やっぱ気になるのはパーコちゃんだわな。11位。このまま終わることは絶対にないと思うけど、なんか不運が重なってる。今回も完勝ペースだったのにフレッドに最後に逆転されちゃったから。
あ、最後になっちゃったけど、巨大波は結局ピークを夜中に終えたようで、朝のトーインも今ひとつ。大きかったけど、巨大というにはちょいと物足りなかった。日本ではこういうの大山鳴動ネズミ一匹っていうんだよね。ま、レストランツはパーフェクトな6-8フィート、たま〜に入る爆弾セットはスタンディングバレルだったもんね。ま、待ちは長かったけど、すごい波に当たったことは確かです。
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