【7月20日 水曜日】
きたねぇ、やっと。波は昨日の夜に上がって、朝はセットの間隔が長いものの、ようやくJベイだなぁって感じになってきたね。もちろん寒さも一緒にやってきた。コートは無駄なく使ってます。午前中はけっこうひどい雨に見舞われちゃったんだけど、ケリーのヒートのあたりからだんだん天気はよくなってきて、午後は晴れ。波のサイズは4-6フィートって所でしょうかね。その波でラウンド3の15ヒート(ネコのヒートはフィリップマクドナルドの不戦勝のため)が、たっぷり35分ヒートヒートで行われた。
ラウンド3が終わった時点でズバリ言っちゃうと、ケリーとパーコちゃんのファイナルでケリーの勝ち。ま、順当に行けばそんな感じ。
このラウンド3とラウンド4は上位陣がヒート表の真ん中あたりに集まるような配置になってるんだけど、やっぱね、ケリー出てくると違うんだよ。全然違うの。あのリップはヤバイ。本日の9点台はほとんどがチューブがらみなんだけど、ケリーのヤツはね、マニューバーで出ちゃう9点だからね。
同じようにマニューバーで出しちゃってたのがパーコちゃん。いやいや、1本目見たとたんに、あ、こいつじゃん、って思ったのはケリーとパーコちゃんだったな。
アンディも悪くないし、いつものアンディ節だけど、今回のケリーとパーコちゃんと比べちゃうとなんか今ひとつ薄い感じがする。9点台出なかったし。なんかね、ジャッジ、ちゃんと見てるな、最近のアンディの薄い部分。ま、でもこの3人を含むWCTのトップグループは明らかにみんなと違うな。何度も書くけど、別グループ。なんか負ける気がしないもん。特にこういうコンディションのいい波で、運があまり左右しないような実力勝負の時にはね。
朝一のヒートでまさかの敗退をくらったのはファニング。なんで負けちゃったんだろう。見ててもわかんなかった。途中ボード折ったりもしてたけど。しいて言えばセットのいい波がつかめなかったからかな。
フレッドも勝ったけど、ちょいと点が高めに転んでるな。ま、ルーキーであれだけ頑張ってるからジャッジ受けもいいんだろうけど、ミック・ロウがかわいそうな感じだった。でもフレッド本人は大喜びでゴッキゲンだったけど。
ここの波はバックハンドにはちょっときつくて、WCTのグーフィーの選手の中にはここ、全然ダメな選手もいるからね。でもフレッドとルークは調子よさそうだったな。もうひとりのグーフィーでも調子のいいのがオッキーだったんだけど、ブルースとの、まさに死闘に競り負けちゃった。本日一番のハイレベルのヒートだったと思うよ。あのヒートはとんでもないリップを繰り返すオッキーと、ただひたすらチューブのブルースの戦いだったけど、9点台を2本そろえたブルースに軍配。ここのところ急にジャッジが9点台を出ししぶってるって言うか、ちょっとスケールきつくした感じだから、そうそう9点2本は揃わなくなってきてるのよ。それでも出ちゃったから。
このトップグループもラウンド4ではそれぞれにちょいときつい相手が待ってて、ケリーはジェイク・パターソン、アンディはブルースと兄弟対決アゲイン。これはチューブ勝負になったらブルースなのかも。なんかブルースってチューブの見つけ方がハンパなくうまいと思う。パーコちゃんはお友達対決のディーン・モリソン。地元の熱烈応援でチューブをガンギメして勝ったグレッグ・エムズリーは最後の10秒でダニーに逆転勝ちしたテイラーと当たる。
明日は一度サイズが下がって、金曜日には今日よりでかいスウェルが来るらしい。待つのか、やるのか。たぶん明日R4やって、QFから先は金曜日とか、そんな感じかな。
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