更新日 2005年12月10日 (土) 15:54




【デイリー・フロー】のコンテンツへ戻るバックナンバーをご覧になる時はコンテンツからご覧下さい。

【12月9日金曜日】

ま、予定通り本日はトライアルがスタート。ただ、予定通りじゃなかったのは波のサイズ。なんか思ったよりどっかりダウンしちゃったな。ピークは昨日の夜中だったんだろうか。特に朝のうちの潮があげているときには、波は割れているんだけど全然チューブにならないっていうかさ、みんなテイクオフしてつぶれて終わるか、何も出来ずにプルアウトか、って感じ。だから、1点台の争いの中で、3点出したやつの勝ちだったりして、なんか、もう寝ちゃいそうな感じだった。そんなヒートにあたっちゃったのが我がルームメイトのシェーン・ドリアン。なんか、何もしないで終わったって感じ。他のみんなも何もしてないわけで、勝つのに必要なのが1点とかって、なんかもうアホみたいな話。

それでも昼ごろになると8-10フィートフライのヤツが来たけど、実際にみんながのってたり、チユーブになって10点満点が出たりしていたのは小ぶりのサイズの方だった。

で、日本からは脇田貴之も出たし、ロブ・マチャドとか、トム・カレンとか調子いいトライアリストもいたんだけど、結局最終的にトライアルからメインイベントにすすんだのは、ダスティン・バーカ、ブルーノ・サントス、カラニ・チャップマン、マクア・ロスマンの4人。そのほかにすでにワイルドカードで決まっていたのがパンチョ・サリヴァンとジェイミー・オブライエン。なんか、地味な事になってしまった。

話題の13歳、ジョンジョンは、予想通り結構チャージしてたけど、実はあのチャージした波はシェーンが譲っちゃったもの。シェーンはジョンジョンに本当に勝って欲しかったみたい。自分が勝つのと同じぐらい強く勝たせたいと思ってたらしい。あの年齢でパイプマスターズに出るなんて、すごい経験に違いないって思ってのこと。ま、もう10年以上ケイキキラシックって子供のコンテストやってて、その中から実際に世界のサーフシーンに出てきた卒業生もいる現在、シェーンはそういう子供たちへの還元みたいなことにもかなり熱心な事は確かだ。もちろん自分も勝ちたかったのに勝てなかったわけだから、かなり落ち込んではいるけど。

まぁ、まだジョンジョンのいけるサイズでよかったかな。それでもマックスだったんじゃないだろうか。何しろ、まだ中坊なわけだから。それでもね、かなりの突っ込み見せてたよ。なんか外人ってあれできちゃうんだよね、何でなんだろう。日本人だとあの突っ込みできるまでに何年もかかったりするのに。

脇田は奥にポジショニングしすぎだったと思う。世界に名高いワキタポイントなわけだけど、あれやっぱ奥すぎると思う。無理。特に今日の、あのヒートのコンディションでは、全然無理。ある意味自滅だったと思う。

ま、トライアルはこんなところ。この先波は落ち着いて、来週までは調子よさそうなのが来ないんじゃないかな。

で、クラークフォーム問題なんだけどね、ま、トイレットペーパーの買占めと同じで、みんなヤバイヤバイが先に立ってて完全パニック状態。南アフリカ、ヨーロッパ、ありとあらゆるところにブランクスオーダーしてるけど、結局そんなに需要はないわけで、そのうち間違いなくだぶつくと思う。これを期に、サーフボードの値段が跳ね上がったままで戻らないって事がない事を祈る。なんか、ありそうじゃん、便乗値上げ。

日本から出場の脇田。

チャップマン
ジョンジョンは13歳
ブルーノ・サントス


トップページへ戻る▼ トップページへ戻る

 

 ■ご意見、ご感想はこちらまで。■
 Copyright Surfmedi@.2005 当サイトに掲載されている写真、 及び全ての原稿の無断転載を禁じます