更新日: 2006年2月28日 (火) 23:21




【デイリー・フロー】のコンテンツへ戻るバックナンバーをご覧になる時はコンテンツからご覧下さい。

2月28日火曜日

今年もまたまた始まってしまいました。あ〜あ。

オーストラリアはゴールドコースト、スナッパーロックスでの第1戦。

昨日行われたトライアルからメインイベントに出場したのはベン・ダン、ジェレミー・フローレンス、ルーク・ムンローの3人。

トップ45の中で変わっているのは、腰の悪性腫瘍の手術のためにツアーを断念したリチャード・ロペットのかわりに入ったビード・ダービッジぐらいかな。

オッキーは昨シーズン引退宣言したけど、クオリファイしちゃったもんだから出るかもな……と思ったとおり出てたね。いい感じで各コンテストが過ごせれば今年もずっとやるんじゃないかな。同じように、各コンテストでのできが良ければ今年もやるってのがケリー。昨日の記者会見でもコンテストごとに考えたいってコメントを残してた。

本日いきなりスタートしたラウンドワン。波は肩からセットで頭ぐらい。チューブはなかなかないけど、運のいい人はそれにもありつけるというコンディション。しかし、スナッパーのスーパーバンクのいいコンディションという感じには程遠かったけど。

ま、今シーズンの初戦という事で重点的に見たのは新人連中。期待通りというか思った通りというか、みんなそこそこやるものの、個人的な意見としては大粒は見当たらないってところか。

意外な活躍を見せたのはパンチョ・サリヴァン。重量級のビッグウエイバーハワイアンだから、スナッパーのトリッキーな波にはちょいと重くて、タヒチが本番かなと思ってたんだけど、意外や身軽。ぶっちぎりで一位通過した。相当苦手な波を練習したと思う。同じハワイアンのロイ・パワーズもいい調子で1位通。ブラジル期待の星、エイドリアノ・スーザも世界的に売り出し中の名に恥じない大活躍でぶっちぎりの1位通過。でも私は個人的にこの人のサーフィンは違うかなと思う。なんかサーフィンの素性がよろしくない感じ。でも他の皆さんはかなり大々的に評価してるので、ジャッジからの受けもよく、ハイポイントが出ていた。ルーキーの中での皆さんの一押しって感じかな。

で、やっぱ気になるのはケリー、アンディでしょ。

ケリーはスロースタート。なんか変だなぁって感じだった。想像だけど、なんかプライベートで悲しい事でもあったんじゃないだろうかと思う。なんでかって、記者会見のときにイヤに不機嫌そうに見えたし、目が赤くて、あんたさっきまで泣いてたでしょ、みたいな顔してたんだよ。で、話し方とかもなんとなくいつものケリーらしくなくて気になったんだけどね。そのダウンなヴァイヴが試合にも出てたって感じかな。いや、これはまったくもって私の個人的な感覚なんだけど……。

それでも中盤に見せたトレードマークの穴掘りチューブの8.60、終盤のクリーンなチューブからのフローター、リップ攻撃での9.80(これはちょっとオーバースコアだけど、9点は出るだろうなと思った)は、あぁ、やっぱこいつ今世界で一番サーフィンうまいな、と思わせるものがあった。

アンディはやっぱりアンディ。お得意のでかいリップ連発と、待って待ってのウエイブセレクションで難なく1位通過。ディフェンディングチャンピオンのミック・ファニングも好調で、さすがの波選びのうまさを見せた。同じローカルのパーコちゃんもやはり快調。あと、いい感じに見えたのはタジ。ま、ラウンドワンでは特にこれと言った番狂わせはなく、相変わらずトップ連中はそれなりにうまいし、強いし、その中でもサーフィンのレベルはケリーだし、新人は新人だしって、なんか何もろくな事書いてないけど、現実問題そういうことで、特にこれといってなんか、すんげぇ〜〜〜〜、みたいな特別なニュースはなかったかな、というシーズン初日なのでした。

快調なアンディ

気になるケリー
意外や身軽、パンチョ。
相変わらずのケリー人気
ミック・ファニングも好調
ベン・ダン
photo:ASPTOSTEE,
 


トップページへ戻る▼ トップページへ戻る

 

 ■ご意見、ご感想はこちらまで。■
 Copyright Surfmedi@.2005 当サイトに掲載されている写真、 及び全ての原稿の無断転載を禁じます