3月7日 火曜日
この先の波の状況があまり芳しくないということで、本日もコンテストはデュランバーに移動。女子のラウンド3が行われた。Dバーは昨日と同じような腰〜肩ぐらいのコンディション。朝は風もなくまぁまぁだったが昼ごろから昨日同様怪しくなった。
女子のラウンド3では大きな番狂わせ。ワールドチャンピオンのチェルシー、そしてソフィアがディフェンディングチャンピオンのワイルドカード、ステファニー・ギルモア、そしてブラジルの新星シルヴァナ・リマに破れた。昨シーズンのトップ2が今シーズンいきなりのスロースタートになった。
これは番狂わせではあるけど、個人的には予想通り。ステファニーとシルヴァナはそれだけ大型新人ってことなんだろうな。タイプは違うけどサーフィンの素性はたいへんよろしい。このふたりを見ていると、すでに現チャンピオン、前チャンピオンのトップ2のサーフィンが一つ前の時代のサーフィンに見えるぐらいだ。ようやく高校を卒業したステファニーが今年はWQSの目玉になるだろうし、このままWCTに特進しても、十分やっていけると思う。今日も女子ながら、すきあればチューブをうかがい、チューブから出てきてまっすぐカーヴィングのコンビネーションという得意技を見せていた。シルヴァナも新人ながら、この勢いだとこのままタイトル争いに絡めそうな気がしないでもない。大きなスラッシュはタジみたいだったし。
ただし、女子のコンテスト会場はここからタヒチ、フィジー、ハワイなど、ちょっとビーチブレイク上手なサーファーには勝手が違う波が続く。その辺のオールラウンドぶりがWCTでの活躍の鍵だ。
ま、本日のメインはこのふたり。後はどうでもいいかなって感じだったね。
レイン・ビーチェリーもうまかったけど、このふたりのサーフィンに比べると、なんか違うかなとも思う。わかりやすく言えば、伊藤みどりのトリプルアクセルもすごかったけど、やっぱ時代はミキティの4回転と静香ちゃんのイナバウアーっしょ、みたいな。今じゃトリプルアクセルは普通になっちゃったみたいなことですな。
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