更新日: 2006年3月9日 (木) 23:47




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3月9日 木曜日

いやいや、長い一日であった。まいった。修行ムード満点。

朝7時30分にDバーにてウイメンズのQFがスタート。メンズのラウンド4の8ヒートをバラしてはさみながら、ウイメンズはファイナルまで終了。そしてその後メンズのQFも終了。もう長すぎてなんだかよくわからない。

波は昨日より少しサイズアップしたものの、これでWCTやっちゃってもいいの? ってぐらいなショボさは同じ。ムネぐらいのオンショア。でもこのスウェルはこれがピーク。そしてこの後コンテストピリオド終了まで何もやってこない。だからこそ本日は詰め込めるだけ詰め込みましょう、ってことです。

そして明日はメンズのセミとファイナル。たぶんどんな波でもやっちゃうと思う。その後何もなくなっちゃうから。

まずはウイメンズ。サーフィン的には2年連続優勝も十分可能だったと思うステファニー。サム・コーニッシュとのQFではとことん波の神様に見放された。サーフィン的にはステファニーだったけど、運はサム。開始直後から7点台、その後チューブがらみで9点代後半を決め、ステファニーをコンビネーションに追い込んだ。でも、ステファニーの実力の片鱗を見せたのはヒート終了間際の1本。大きなカーヴィング3発で9点台をたたき出した。もっと波が来れば間違いなくステファニーだったんだけど。

今日はこんな感じのヒートが続出。波運に恵まれない人が負けて行った感じだ。

ファイナルはレイン・ビーチェリー対メラニー・レッドマン・カー。なんかここのところのソフィア、チェルシー時代に、ちょっと待てってよ、私たちも居るのよ、みたいな、時代が逆戻りした感じ。しかしこのファイナルはちょっとコンディションがかわいそうすぎたかな。両者ともろくな波に乗れなかったけど、どっちかといえばメラニーがアベレージウエイブを乗ったってことでメラニーの優勝になったぐらいだったから。

波運に恵まれない人が負けたと書いたけど、その中で波運じゃなくてサーフィンで勝ってたのがケリーとタジ。特にケリー。やっぱり違うわ、この人のサーフィン。危ないかなと思ったヒートでも始まってみると、あ、ごめんなさい。お見それしました。やっぱ違うんですね、って感じ。ギャラリーもケリーのヒートだけ急増。もう世の中なんだかんだいってもケリー様のものなわけよ。少なくとも人気の上では対抗馬なんてナシ。ま、それだけサーフィン違うけど。

波運にやられちゃったまさかの負けがパーコちゃん。ボビー・マルチネス相手に敗退の番狂わせ。普通のコンディションなら、この結果はないと思うよ。アンディは絶好調のタジにQFでやられて5位スタート。そんなこんなで本日勝ち残ったのがボビー、ケリー、タジ、スーザという新旧各イチの組み合わせ。なんかシーズンスタートの話題としてはまるで作ったようなドラマになった。

ま、言い訳的にはこのコンディションだからってのがハマるんだけど、波がWQSの波だからね。やっぱ、オンショアのムネなんてここ数年のWCT じゃなかったから。これQSのコンディションでしょ。ま、これがあるのがこのゴールドコーストで、だからこそ昨年もルーキーのクリス・ワードが2位なんて出来事があったわけだけど。話題としてはいいけど、サーフィンはねケリーとタジ。他のルーキーとの差はでかいと思う。どんなコンディションでもそれなりにWCTのサーフィンしちゃうってすごいなぁと改めて感心しきり。

明日は朝からセミとファイナル。よほどの事がない限りタジとケリーだと思うけど…

優勝のレッドマン・カー

2位のビーチェリー
やっぱケリーがダントツ
QFでタジがアンディ破る
photo:ASPTOSTEE


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