4月12日　水曜日

いきなり6時まで試合ってロングデーになっちゃいました。今日あがる予定のスウェルを10時半まで待って、それでもベルズには間に合わなかったので、お隣のウインキーポップでスタート。このウインキーポップってのがね、やたら高いがけの上にあるわけ。ずっと木の階段がしつらえてあるんだけど、たぶん100段はくだらないな。行きはいいけど、帰りはね、カメラ機材持ってえっちらおっちら上がるのがこれまた修行中の修行。救心くださ〜い、って感じ。心臓バクバクで死ぬかと思った。

で、波はムネ、肩、頭って感じのロングライト。いい感じですな。

しっかしねぇ、やっぱ違うな、上位陣。いつもまったく同じ事になっちゃうけど、調子よさそうだったのは誰ですか?　と聞かれれば、ケリー、アンディ、タジ、パーコと、こうなっちゃうわけよ。しょうがないかな、こりゃもう。

特にケリーはね、あれだけ違っちゃうと、なんか、おい、いやがらせか?　みたいな感じ。やってることが同じでも、上がってるスプレーの量と厚さが全然違う。ラインがあくまでスムーズで全然止まらないし。ウイルスはウソ、あるいは病気のハンデがあってちょうどいいぐらいだわな。オフィシャルリリースによるとやっぱウイルスじゃなくて疲れてて休みたかっただけらしいし。推測どおりだな。ビンゴ。

シフトして入るウインキーは、超クリーンでない限り、奥に行き過ぎると途中でスタックするわけで、それをうまく見越してのインサイド狙い。ケリーのヒートは特に波数も少なくてみんな途中でひっかかってたから、波の選択がポイント。そういうのが見えるってのも彼のすごいところだし、乗れば乗ったでインサイドのワンサイズダウンでも8点と8.5だからね。

本日イベント初の10点満点を出したアンディだけど、ありゃどっちかといえばサーフィンに10点というより波に10点。突然入ってきた本日一番の巨大波。ボビー・マルチネスがアプローチしたけど深すぎて、あァもったいない、と思いきや、ちゃーんとショルダーにゼッケン赤。アンディってやっぱそういう何かを持ってるんだな。一流のコンペティターが持ってる強運みたいなやつ。最初の2ターンはトップに板を置きにいった感じで、その後当ててったんだけど、ま、それでも10点。本人はなんか納得いかなげに海から上がってきたけど、余裕の1位通過だった。

ゴールドコーストで活躍した若手ふたり、エイドリアーノ・デ・スーザとボビー・マルチネスがシードポイントを上げてちょうど17番18番あたりに入ったから、ケリー、アンディとラウンドワンで当る事になったわけだけど、う〜ん、やっぱこのぐらいサイズがあってフェイスの長い波で、となると、申し訳ないが格が違うな。

ファニングも悪くなかったし、タジも万全。パーコちゃんはあくまですむ〜〜〜〜ずのヌメヌメサーフィン。ゆるく見えるけど、やってることはマジヤバイ、例のパーコちゃんスタイル。オープニングからいきなり9.17じゃさ、他のふたりも困っちゃうよね。

後、よさそうだったのはコリー・ロペス。ヒートスタートすぐに板折っちゃったんだけど、バックアップボードがすごく合ってた感じだったな。

逆に、あんた板間違えたでしょ、って感じで、なんかことあるごとに合わなかったのがテイラー・ノックスだった。サーフィンはよさそうだったんだけどな。

ラスト2ヒートは明日の朝。ここじゃかなりの人気を誇るオッキーも明日だ。ちょうど朝のサーフィンから上がってきたところで会ったから少し話をしたんだけど、マーガレットリバーのWQSの優勝の話になると、超嬉しそうにしてた40歳のWCT選手でした。すごいなぁ、ホント。40歳で世界の何百万人のサーファーのトップ45ですから。お父さんがた、あなたもいかがですか?

波は明日もいい感じで、金曜日が最高。土曜日がまぁまぁ、日曜日には風がオンショアにシフトする予報。これね、マジ今週末で終われるかも。明日は問題なくベルズで定刻スタートだと思うよ。