更新日: 2006年4月19日 (水) 23:19




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4月19日 水曜日。

昨日のおすしは大成功。ヘッドジャッジのペリー・ハチェットも飛び入りで、おいしいお食事を堪能していただきました。ジャッジの事とかもいろいろ話したけど、大変な仕事だと思うよ。最近はウェブとかでリプレイも出ちゃうからね、けっこうミスジャッジ許されないよね。お疲れっす。いつもいろいろ勉強になります。

で、予定どおり波は早朝ソリッドな6フィート、天気はピーカン。もう最高。しか〜し、ケリーのヒートになるといきなり暗雲たれこめ、波もストップ……って、なんか毎回ケリーのヒートってそうなっちゃってるな、今回は。いい波で一度もやってない。なんか連れてきてるんじゃないの、あの人。それでも8点台2本は来るからね。困っちゃうな。

朝のいい波で、いいなぁ、と思ったのはパーコちゃん。

屋根より高いスプレー飛ばしてたよ。オープニングライドが9点、プライオリティのないときのインサイドで8.67。完勝。最近、こういうコンディションが良くて波数のあるヒートは、プライオリティのないときのライディングが面白いよね。ダメもとで思いっきり攻めてくるから。それがうまく行けばハイポイント出ちゃうわけだからさ。見ごたえあったな、今日のパーコちゃん。

ブルースはそのヒートのハイエストポイントを出したんだけど、7点台を2本まとめたビード・ダービッジに惜敗。今シーズンはもう1本に泣いてるな。だって逆転に必要だったのはたった6点台だもん。なんかちょっとかわいそうだった。

で、暗雲たれこめ、波もストップのケリー、テイラー対決。ケリーがコケるとしたらここかなとは思ったけど、こけないな。ぜんぜん。お得意のドライビングテールスライドでフィン全部抜けて、横向きのままフリーフォールしてもこけないもん。バランス感覚というか、先読み完璧っていうか、どんな事があっても対応できるんだな、あの人。テイラーも悪くはなかったけど、相手が悪いやね。

しかしね、ベルズほど潮で劇的にコンディションの変わるところってないな。特に6フィートぐらいまで。それ以上になっちゃえば上げててもオッケーなんだけど、それ以下だと、6フィートのベルズからいきなり3フィートのリンコンだから。

で、朝のはなんだったんだ、ぐらいコンディションの変わった沖で次のアンディ、ボビーがスタンバッてたのにホーンがならない。で、ヘッドジャッジとコンテストディレクターのダミアン・ハードマンからオンホールド、つまりちょっと中断して潮を待ちましょうってコール。このコールに両手を上げて断固抗議のジェスチャーを見せたのが、沖のアンディ。俺らもう沖にいるんだから、やろうぜ、みたいな。結局両者ともやりたがったので、このヒートはオンになった。ま、そりゃそうだよね。ずっと波見てて、作戦立てて、集中して沖に向かって、仕切り直しはいやだよね。ま、大変波のないヒートになっちゃったけど、やっぱ2本乗ればアンディよ、これはもう。で、本日はここでおしまい。ちょっと潮をまって行われたフォスターズエクスプレッションセッションでは、パーコちゃんがロングボードで参加。やっぱ何でもできるんだな、あのひとたちは。ノーズライディングとかチューブとか、板が長くてもうまかったよ。あのパーコちゃんスタイルのロングボード、けっこうスタイリッシュだと思う。

で、明日は7時半から残り10ヒートの予定。朝イチヒートはタジ、オッキー。

QFから先、上半分はよほどの事がない限りケリーだと思う。QFの相手のビード・ダービッジは昨年フィリップアイランドで納得のいかないジャッジで負けた相手。ケリーのリベンジやいかに、だな。明日も6フィート前後になりそうだから、番狂わせは起きにくいと思う。それにケリーの6フィートレンジ用の板ね、相当黄色くなっちゃってるサイモン・アンダーソンなわけだけど、あれ、マジックボードだから。たぶん昨年はほとんどあれで勝ってたと思う。どんな無茶してもついてくる感じの板なんだな、見てると。間違いなく明日もあれの出番だろうから、下手すると連勝あるな。

下半分がもし順当に上がってくると、ケリー以外の4強、アンディ、タジ、ファニング、パーコのつぶしあいになる。そこはもう、誰が来てもおかしくない。下きついな。絞りにくい。なんとなくパーコちゃんいい感じだよな。でもそれが続かないのが最近のパーコちゃんなんだけどね、サーフィンうまいのに、勝てない。でも個人的にはケリー、パーコちゃん見たいかな。今実力的な世界トップ2だと思うし、それをベルズのいい波で見てみたい。

下手するとケリーの連勝あるな

やっぱ2本乗ればアンディよ
見ごたえあったなパーコちゃん
ブルースを破ったダービッジ
ステッドマン
photo:ASPカレン、ロバートソン


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