更新日: 2006年5月23日 (火) 18:00




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5月23日

朝のうちは昨日よりちょいとでかくていい感じだなぁと思ってたんだけど、テイラーのヒートの後あたりから、なんかセットとセットの間が間延びしてきて、フォトボートの上は倦怠感充満。だらだらしちゃってしょうがなかった。潮回りなんだけどね。

世界中から集まった一流?? カメラマンたちが何とか場を盛り上げようといろんなバカ話をするわけだけど、とにかく目の前で繰り広げられてるものがサーフィンだから、どうしたって話はそっちにいっちゃうよね。で、与太話の中でも、まともないい話をご披露。

サーフィンに関して、もはや「速い」というのはほめ言葉ではないのではないか?? 

という深いお話。そう、これ正しいと私は思う。ちょっと前までは速さが売りみたいな人もいたんだけど、最近のサーフィンスタンダードでは、速いイコールうまいではなくなってしまったのだな。速いってのは逆に浅いとか軽いとかの表現に近い感じで、今は引きずる感じのレールのトラック。もちろん、同じラインで同じスプレーで、同じぶっといトラックなら速いほうがいいけど、基本的には速いイコール軽いからさ、速いが売りのサーファーたちは勝てなくなってるよね。

あと、WCTの45人の中の40%ぐらいはWCTにいる実力じゃないでしょ、って話。誰とはいわないけど、確かにここのところWCTの中での実力の格差がついてるよね。勝つ選手はいつも上位にいるし、負けるやつは33番と17番をいったり来たり、みたいな。

実際問題すごく実力に差がある。だから最近のラウンド2は、ハイシードが上から順番に入る上半分で終了って雰囲気があるのは否めない。今回もそう。アンディやタジやテイラーなんかの取りこぼし組がラウンド2で順当に勝って上半分が終わると、なんか残りはう〜ん……って感じ。

波もイマイチだったし。テイラーのヒートの次のファニング対ネーザン・ウェブスターなんて、波が入ったのは序盤だけ。その序盤にトントンって2本乗れちゃったファニングはラッキーだったな。

今日印象に残ったのはボビー・マルちゃんの9.93の1本。深いところにいっちゃったチューブからかなりしばらくして出てきて、ビックリしたよ。タヒチでもあれだったんだろうな。ま、ちょいと高いけど、あれは9点は確実だったよ。

あとはテイラーの超レイトテイクオフからのチューブ。あのテイクオフすごかったな。

テイラーね、けっこういいよ、今年。今回はいつもストップかけられちゃうケリーがいないからチャンスかも。

ホブグッドのツインズが上下に別れたから兄弟ファイナルってのもあるよね。ふたりともここのエキスパートだし、いい感じだから。

明日もたぶん出来そう。ただ波は下がり始めてるのでどうかな。潮のいいときに何とかラウンド3までこのスウェルで終わらせて、残りは次のスウェルを待つってのがオーガナイザーの目論見なんだけど、どうかな。

 

今日一番はマルちゃん
テイラー凄かったな。
オッキーも残った
アンディもR3へ
photo by ASPKAREN


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