更新日: 2006年8月3日 (木) 0:28




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8月2日 水曜日

なんかかすかに遠くにある台風のうねりが届き始めたのか、それはただに気のせいなのかよくわからんのだけど、セットが一定間隔で入ってるよね。午後のほうが潮回りがいいのか、昨日は腹胸ぐらいの波が時々入ってたんだけど、今日は朝からセットが来ると、あ、ちゃんと当てられそうだな、って感じで、よいよいと思いきや、ところがギッチョン、乗るとトロイわけ。昨日よりトロイ。1発当てて前に出ると波がない、みたいな……なんかフン詰まり。

でもラウンドオブ144の本日ともなれば、シードのある上位選手たちも続々到着。直前のUSオープンに行ってて、それが終わるや否や駆け込んでくる選手たちも到着してきて、コンテスト会場はにぎやかになってきた。私自身はしばらく日本のコンテストシーンから遠ざかっていたから、日本人のプロサーファーたちにゾロゾロ会うのも久しぶりで、なんか同窓会ムードを満喫してます。

やっぱね、このあたりのラウンドだと、日本人弱いな。変な言い方だけど。なんか4人ヒートを豆粒ぐらいにしか見えないほど遠くから見てても、どれが日本人でどれが外人ってわかっちゃう。サーフィンが全然違うから。どんなコンディションの波でも、小さいヒザ波でも、きちんとボトムターンかけてレールでサーフィンしてるのが外人。ボトム全体で波のフェイスをナメて行く感じなのが日本人。動きはやたら早かったりするんだけどね。

もうこれが私のいつも言うサーフィンの素性ってヤツなんだけど、やっぱね、その2タイプが同じヒートに入ってると、レールじゃない人は勝てないよね。動き早くても。よって、日本人がどんどん負けて外人比率が上がっていくというのがこの長丁場の6スターの中盤って感じかな。

ジュニアではダントツだったトニノ・ベンソンも、やっぱりメンズの中に入っちゃうとまだまだなんだな、って感じは否めない。ま、そこがジュニアサーフィンとメンズサーフィンの差なんだけど。トニノはそれでも勝ち上がってるけどね。
でもね、WCT陣、出てきたらすごいと思うよ。このテの波が得意なビクターとか、隣のピークで練習してたけど、全然違ってたから。さすがブラジル、みたいな。
こういう波見てるとね、ゴールドコーストのこのテの波で一回も板踏まなかった、あくまでレールのケリーとかのサーフィンが浮かんじゃって、う〜ん、やっぱなぁ……という本日でした。

林健太
トニノ・ベンソン勝ち進む
ジョシュ・フラー(AUS)
photo by asp


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