更新日: 2006年8月6日 (日) 17:29




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8月6日 日曜日(写真をクリックすると拡大してみることが出来ます。)

まるでファイナルデーにきっちりあわせたように波がやってきて、終わりよければすべてよし、みたいな。胸ぐらいのいい波がコンスタントに入ってたな。しかしね、この暑さはすごい。たぶん体感温度40度とかじゃん。みんなよくあの炎天下で立って応援できるよね。私はもう3回ぐらい死にました。

ビーチを歩いていると時々ファンの方が声をかけてくださって、応援うれしかったです。みんなTシャツとか買ってくれたみたいで、ありがとうございます。そのうち新興宗教の教祖様になろうかなと思っているので、そのときにはお布施はずんでください。

さて、ラウンドオブ16からファイナルまで終了した本日ですが、ウイナーは南アフリカのロイデン・ブライソン。9ポイントスタート、中盤で幻のチューブを抜けて9.83とブッチギリのファイナルでした。

潮の引いている時間はビーチ向かって左の岩の前あたりで試合が行われていたんだけど、潮があげ始めると、ずっと右のピークでブレイクするレフトを使い始めたのがこのロイデン。このピークでロイデンにハイポイントが出たのを見て、選手たちはQFの2ヒート目からファイナルまでずっとこのセンターのピークを使っていた。

調子がよさそうだったのはこのロイデンとトロイ・ブルックス。う〜ん、私はトロイがファイナルに行くかなと思ってたんだけど……。セミのラスト1分まではトロイがファイナリストだったんだけど、プライオリティを持ちながら乗せてしまった1本で、ベルナード・ミランダがまさかの8点を出して大逆転。ファイナル進出を決めた。このヒートの写真を撮っていて思ったんだけど、このベルナード・ミランダね、絶対見たことある顔なわけ。あんた昨年、タバルアにいたでしょ、みたいな。そう、この人昨年WCTにいたベルナード・ピグメウなんです。ミランダが本名、ピグメウはニックネーム。
しっかしね、なんでトロイはあのラストの波乗らせちゃったかな。ま、絶対6点台しか出ない波だったし、彼に必要だったのは7点前半だし、ライディングの後、私も6.5ぐらいだなと思ったけど、出ちゃったね、8点。こういうことがあるから乗せちゃいけないんだよね。特に残り時間が短くて、あの後ろに波が来てなかったんだからさ。
さて、ファイナルはロイデン・ブライソンが本日冴えまくっていたシャープなリップでいきなり9点ライド。その後もすぐにバックアップの7.83をマークして、序盤からすでに完勝ペース。そして中盤、早い波にテイクオフしたら入っちゃった、みたいな感じのディープなチューブから見事に出てきてフローター、リップ。これが9.83。もうね、神様は完全に最初っからこの人だけの味方って感じだったな。今週1週間でたった1本のチューブだったんだから。
表彰式でロイデンも今までチューブなんてここで見なかったのに、初めてのチューブを僕がファイナルでゲットするなんて信じられないって言ってたっけ。この人実は初来日。日本はすごく他の国と違っててビックリだけど、気に入ったから来年もまた絶対来るよって言ってた。でもこの人すでにWQSで2位。トータル8572ポイントになってる。クオリファイの安全圏が8500ポイントぐらいだから、来年はWCTなんだろうな。この試合で3位になったネコ・パダラッツも8608ポイントでWQSポイントリーダーになってるから、返り咲きだな。マーもこの6スター17位で39位までランキングをあげた。しかし、この先のヨーロッパレッグで順位はどんどん入れ替わると思うけどね。

ブッチギリのファイナルでした。
ロイデン・ブライソン
ベルナード・ミランダ
ネコ・パダラッツ
トロイ・ブルックス
photo by snowy


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