更新日: 2006年10月30日 (月) 11:31




【デイリー・フロー】のコンテンツへ戻るバックナンバーをご覧になる時はコンテンツからご覧下さい。

10月29日 日曜日

昨日に引き続き日向、お倉が浜。天候は晴れ、波はサイズダウンしてヒザ腰、午後からオンショアと、けっこうきつめのコンディション。ただ、ときどき腰ぐらいの切れたいい波がはいってくるので、勝つにはその波を取ることが、必須条件。 なんかね、結局それが実力ってモンなのか、ここの波にあってる人々ってことなのか、よくわからんけど、昨日のできごとの繰り返しみたいな感じだった。出てる人も一緒なら、勝つ人もほぼ一緒。

ジュニアあたりだと、やっぱりタテのサーフィンがきちんとできる選手が少ないから、それができるヤツが必ず勝ってくるよね。とはいっても今回ちょっとジャッジが古風だったので、フラットなサーフィンでもワザ数入れば勝っちゃうみたいなこともあったけど。 なんか久しぶりにNSA風のジャッジというか、昔のジャッジみたいなライディングの距離とワザ数で点が出るシステム、見たな。ターンのクオリティ関係ナシみたいなやつ。あれはいかんよね。選手のレベルアップももちろん大事だけど、ジャッジも運営サイドも、みんな一緒にレベルアップして行かないとね、世界には近づけないよ。 今のジャッジはボトムからタテに行かなければ、何回ターンを繰り返してもインサイドまで乗ってもハイポイントは出ないはずだし、逆にタテの鋭いターンだったら2発でもエクセレントが出てくるわけだからさ。で、最近そんなジャッジに慣れてたんだけど、今回のジャッジは一昔前だったなぁ、というのが素直な印象。

特に女子のファイナルはね、ポイントが出るサーフィンしてたのは萩原水紀や間屋口なわけだし、北川のベストライドはもっと高くても良かったんじゃないかと思う。間屋口の1本目も低かったな。優勝した斉藤ユリのサーフィンは、同じターンで長くきれいにまとめただけ。今のターンのクオリティをメインで見るジャッジクライテリアだったら、本人には申し訳ないけど6.75なんてポイントがついちゃおかしいと思うよ。私がジャッジだったらだいぶ順位が違ったな。

ジュニアで昨日も今日も優勝した萩原周。もっとタテのサーフィンしないと、今回はポイントが出ても、世界のジャッジからはポイントが出ないよ。16歳以下のキッズクラスはちっちゃくてかわいかったけど、やっぱまだサーフィンはお子ちゃま系だわな。板を振る感じのサーフィン。そんな中でも仲村拓久未は、ややまともなサーフィンしてたかな。この子ね、ヒマさえあればずっとしゃべってるのよ。オーストラリアの北川成美塾にいつもいて、ゴールドコーストのときに毎年会うんだけど、調子モンなんだよね。なんかぬいぐるみみたいでかわいいんだけど。

結果だけをまとめて書いておきます。 ジュニア優勝は再び萩原周、2位が高橋健人、3位中村昭太、4位切詰英利。 女子は優勝が斉藤ユリ、2位北川成美、3位萩原水紀、4位間屋口香 スーパーキッズ、優勝和光大、2位田中海周、3位仲村拓久未、4位小椋暁人 で、ワールドジュニアの選手は萩原周、中村昭太、高橋健人、大澤伸幸の4人に加えてASPジャパンの推薦枠で、ジュニア世代の日本人でWQSランキングの最上位にいる田中英義の5人。女子は橋本小百合と大村奈央。彼らが来年1月にナラビーンで行われるワールドジュニアに出場することになった。 オバサンはこの後もちょっと日向にいて、ASPジャパン主催のお子ちゃまたちのサーフキャンプをのぞいてから帰ります。キャンプの様子その他は明日。(Photo ASP JAPAN)
▲ファイナリスト
▲日本代表
▲アンダー16。
▲ウイメンズ


トップページへ戻る▼ トップページへ戻る

 

 ■ご意見、ご感想はこちらまで。■
 Copyright Surfmedi@.2006 当サイトに掲載されている写真、 及び全ての原稿の無断転載を禁じます