更新日: 2006年12月16日 (土) 19:32




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12月15日

昨日なんかワタシ間違えましたね。試合の流れ。アンディが9.87出したときに逆転してたんですね。ウェブで時間を追ったポイントの流れが見られるんだけど、一夜あけて、今朝ゆっくり見たら、あ、違うじゃん、と思った。

なんか、言い訳すると、放送がよく聞き取れないところで見てたのね。すごく濃い業界の人々と。もう薄めないと飲めないぐらい、濃い人たち。なんかね、こんなミーハーなワタシだけど、意外とその辺の濃い人たちも受け入れちゃうんだけどね。

で、最初のケリーのいいライディングはもう9点チョイ、そのあとにまた9点チョイ以上。よってケリーのベスト2は9点いくつが2本って計算してたわけ。で、アンディには7点後半ぐらいがマックスでエクセレントなライディングはなかったと思ってたから、っていうか、そういう風に見えてたから、オッケー、アンディが9.87、約10点だから、あと8点ね、って思ってたのよ。

ところが実際の試合の流れは見た目と全然違ってたね。
まずケリーの最初は9点きっちり。でもって、もう1本ワタシが9点チョイ以上だと思ってたのは8.53。もうここでだいぶ違うわな。
アンディはここでコンビネーション負けでリードされることになるんだけど、残り11分で8.43を出してコンビネーションを抜け、って、これもそんなに出てるとは思わなかったんだけど。で、それで逆転にはあと9.10が必要という状況。しかしそのまま残り6分半までケリーリードなのだよ。で、その残り6分半でのアンディのバックドアが逆転ライドで、9.87。ケリーは9.30必要になる。

そしてそのあとケリーが抜けたバックドアは8.73で、足りず、残り1分半でケリーとポジション争いの末にアンディが乗った1本が10点で、全員コンビネーション。ま、そういう流れが正確なものでした。間違えてました。ごめんなさい。

そしてついでに世紀の逆転劇の興奮の去った冷静な目でビデオを見てみると、あれれ、これはケリーが勝ったって言う人がいてもおかしくはないかも、と思った。実は昨日そういう風に言うローカル及び海外業界人が多かったんです。でもワタシはいや、アンディだったんじゃないの、あんなに大差じゃないけど、と思ってた。

どうやら、ジャッジも含めて昨日はアンディに魔法かけられたようです。なんかもっともっときわどくて、ヤバく見えてたもの。

ま、これでケリーはカレンの最多勝記録タイのまま来シーズンをむかえるわけで、この先ツアーを回るのに、この記録更新って理由が残ったからよかったのかもね。表彰台で来年の話とか聞かれてて、それは言えないって本人言ってたけど、やるよ、絶対。もうね、あれだけサーフィン上手かったら楽しいはずだもん、そうとう。しかも、自分だけだいぶ上手いってのは本人が一番わかってるはずだし。それってさ、かなり楽しめる状況じゃん。やめないよ、きっと。

入れ替わりは、大きいところではトレント・ムンロー、ピーターソン・ローザ、ジェイク・パターソン、ネーザン・ヘッジあたりの常連組が落ちた。日本の夢屋田原プロで優勝したロイデン・ブライソンはめでたくクオリファイ。ネコ・パダラッツ、ベルナード・ミランダ、ロドリゴ・ドネレス、ミック・キャンベルが返り咲き。新人ではジェレミー・フローレス、ベン・ダン、ジョシュ・カーなどが入っている。なんか最近はWCT選手がほとんどWQSを回らないから、あまり繰り上げはなく、よって入れ替わる人数も多い。

個人的に、よかったなぁ、と思うのはオッキーの26位とパンチョ・サリヴァンの27位という滑り込みセーフの2席。残念だなと思うのは32位、33位のジェイク・パターソンとネーザン・ヘッジの惜しいWCT落ち。

特にヘッジ。あのね、個人的な好みで申し訳ないけど、この人の目ね、すごいよ。吸い込み仕事率2000W。なんかブルーアイなんだけどすごく色が薄いんだよね。透明なビー玉みたい。キレイだよ〜マジで。昔シェーン・パウエルって、またまた強力掃除機並みに吸い込まれちゃう目の人がいたけど、ヘッジもね、かなりすごい。吸い込まれる。なんか残念だな、あれが見れないなんて。しかもかなりいいヤツだし。
▲アンディの魔法?
▲ケリーだったのか?
▲ステッドマン
▲ヘッジは残念だね
▲ケリーはやるよ、絶対


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