更新日: 2007年3月1日 (木) 16:18




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3月1日 木曜日

まさかね、やるとは思わず、120%やらないっていうレポートを書いて、ノンビリパジャマでコーヒー飲んでたら、なんかカンカン旗とか立てる音が聞こえたので、レレレ? と思ってベランダからコンテスト会場をながめると、ブイとか出して準備全開。ホットラインで確認すると、なんとメンズラウンドワンやるッツーじゃん。参った。ま、ここは朝早いんで、私も隠居ババァよろしく朝5時半起床の9時半就寝なんて毎日だから、身体はきっちり起きてたんだけど、やらないな、と思っててやるってのは、けっこうモチベーション下がる。しかも早朝は雨で、試合始まる頃に雨は上がってもドンぐもりだし……。

ま、こういう無理なラウンドワンをやらなくちゃならないってことは、この先のコンテスト期間中ワンスウェルしか入らないって予報なんだろうな。やれても3日って感じなんでしょ。だからあと3日の残りスケジュールに合わせるために今日やっちゃうんだろうな。この試合は女子もあるしね。ま、そういうことがないように、どのラウンドも最高のコンディションでやるためにはワンスウェルで終われるってのが大事なところなんだけど、そこで先日のケリーの発案システムなんだろうな。

で、ラウンドワンのトップ連中ですが、パーコちゃん、ファニングの地元勢はさすが楽勝。オンショアでとろかったり、早かったり、そしてタマ〜に来るチョッといい波。その辺よく見えてたな。さすがのローカルノーリッジ。ふたりともブッチギリでした。

問題だったのはタジとケリーとアンディ。今シーズン初戦、トップ陣が3人もラウンド2行きの番狂わせ。タジはまったく波と合わず、最後までいいところナシ。最後の最後にエアーのファーストマニューバーからカットバック、リップ、エアー360でまとめて9点台を出すんだけど、届かずに時間切れ。ケリーは相変わらずのケリー節をうならせて、まずこて試しの7点。これはちょっと低めだったけど、あ、やっぱこの人サーフィン違うのね、って感じだった。そしてそのあと板をチェンジ。これが裏目というか大失敗。変えた板に乗ってからのケリーは横に走るのは得意だけど、タテにいけない変なサーファー。10メートルフローターは出来てもタテに当てられず、スピンアウトが目立った。その間、ワイルドカードのジュリアン・ウイルソンが7点台を2本ゲット、ケリーは7.4必要になってしまった。

すでに板を再び変えるには時間もなく、波もタイミングよく? 悪くなりすぎた。天気だけはピーカンになってたけど。で、このヒートはジュリアン・ウイルソンの大金星。しかし、ホーン直後にテイクオフしたケリーの1本は全然フツ〜に8点コースのライディング。あれ、ちゃんとできるんじゃん、って感じだったけど、それでもあの板はミスチョイス。ケリーでも板が合ってなければただの人? って印象だったけど、ま、ラウンドワンだからね。でも、最初のケリー節のライディングは、ギャラリー的にはケリー節だったけど、ケリー的には違ったんだろうな。だから板を変えたんだろうし。あれ以上のことが出来ると思ってるというか、出来るんだろうな。でもって、ホーン後の1本はケリーだからそのダメな板を何回かワイプアウトすれば、ごまかして乗れて、8点ライドも可能って事だったのかもしれない。

ま、それでもケリーのヒートの前になるとものすごいギャラリーのケリーシフト。波打ち際には立ち見がズラリと並んだ。 で、次のアンディ。ま、このオンショアの不安定な波ってのはアンディの最も不得意とする波だから、ある程度予想は出来たけどやっぱバラバラ。2マニューバーぐらいは何とかやれても、その先が続かなくて、板飛ばしまくり。いい波を選んでハイスコアを重ねたグレッグ・エムズリーにやられ。ラウンド2へ。 これでラウンド2の1〜3ヒートがゴールデンヒートになってしまった。朝イチからホットだな。

朝のうちはね、それでもまだ良かったけど午後にはマジ、もう止めてもおかしくないよ、みたいなバッドコンディション。で、だからがどうかはわからないけど今日はWQS上がりっていうか、若い選手たちの活躍が目立った。ルーキーデー。しっかしな、もっといい波のスナッパー見たいな。地形はいいんだから。
▲ジュリアン・ウイルソン
▲グレッグ・エムズリー
▲ディーン・モリソン
▲相変わらずのケリー人気
▲デール・リチャーズ


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