更新日: 2007年3月3日 (土) 15:53




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3月3日 土曜日

いやいや、午後はすごい人出でした。8時から女子のラウンド3だったんだけど、そのあとのチーム戦にケリー、アンディ、パーコ、ファニング、その他有名選手が出るとあって、すごいことになっちゃった。女子が終わったあと、ギャラリーが4倍に増えたって感じ。ちょうどいい時間に急に集まりだしたから、きっとラジオでガンガン言ってたんだと思う。こっちは逐一ラジオでこの試合の情報流してるから ね。

で、女子のラウンド3では女王レイン・ビーチェリーが14歳の少女にコンビネーション負け、なんてすごいことがあった。でもサーフィンそのものを見ていればこれは想定内のできごとで、この14歳はラウンドワンからヤバいです。ラウンドワンでもレインに勝ってラウンド3だったから、結局レインに負けナシでしょ。

おととし、ここで初めて17歳のステファニー・ギルモアを見たときも、おいおいおい、と思ったけど、今回のこのカリッサ・ムーアはもっとおいおいおい。レインとやって、サーフィンで勝ったからね。もうサーフィン全然違うし。彼女が乗るとレインのポイントが伸びないのよ。どういうジャッジをするかにもよるけど、男子系の新しいサーフィンに今回は点が出てて、女子の既存のサーフィンには辛い。だから、彼女が最初に軽く2、3回当てて6点台なら、レインがやれるだけやって当てても5点みたいな、なんか再びベテラン残酷物語。ちょっとまだ線は細いけど、やってることは男子と変わんないわけよ、この子。国内男子陣、負けるかも。少なくとも日本の14歳で、あれ以上のサーフィンする人は、男女合わせて見たことがありません、わたし。

14歳だからまだツアーは回れないけど、この子は女子のサーフィンスタンダード変えるな。ステファニーと比べると、まだラインは細くて、例えばこのまま順当に(!?) ふたりでファイナルってことになれば、ステファニーが勝ちそうだけど、まだ14歳だからね。なんてたって中学生よ、あ〜た。いいでしょ、WCT2位でも。

どうやら今回はカリッサ、シルヴァナ、ステファニーあたりの新人類女子グループが活躍しそうな予感だな。ジャッジ傾向もそっちだし、っていうより、比べるともうサーフィンの違い歴然だもの。新人類女子グループで本日一人負けてしまったのは、メラニー・バーテルス。あと3点台で逆転だったのに、ワイプアウト、すぐ沖に戻ればまだ波が来てて間に合いそうだったのに、頭の中がぶちきれたんだろうな。そのまま上がってきちゃって負け。この人は昔からこういうところがあって、試合に勝てないんだよね。

で、女子のQFを見ると、上のブロックはもうこの14歳だろうな。下がちょっと難しい。ステファニーとチェルシーの勝ったほうかな。ま、ステファニー有利だけど。そうなると14歳と19歳ってとんでもない若いファイナルになるんだな。なんかやっぱ世界ってすごい。

で、そのあと行われたのは例の昨年のトラッスルズで大好評だった国別対抗チーム戦。もしかしたら初日にケリー・スレーターエクスペリエンスってやってたの、これだったかも。だって今日いきなりこれのセミからだったから。なんかね、私のレポートもいい加減だな。ま、いいじゃん、オフィシャルリリースじゃないんだから。正しいことを知りたい人は、オフィシャルリリース見てください。けっこういろんなサイトで出てるから。ま、過ぎたことはどうでもいいけど、今日やってたのは、間違いなく国別対抗。たぶんファニング、パーコちゃん組が優勝で、フォスターズルーキーチームのジョシュ・カーとジェレミー・フローレス組が2位だったと思う。詳しいことはこれまたASPのオフィシャルサイトで。この国別対抗のケリーね、やっぱヤバかった。1本の波としてまとめると他に軍配が上がったけど、スピードやひとつのリエントリーなんかを見ると、やっぱね、違うんだなって感じだった。後ろにいたクリス・ワードが10メートルぐらい離されて、なおかつその10メートルを、先生ときたら走っていったのと同じスピードでカットバックして戻ってきたからね。どのぐらいレール入ってるんだ?? 結論としては、やっぱあの人、変、ってことで。
▲このままカリッサがファイナル?
▲まさかの敗退ビーチリー
▲惜しかったバーテルス
▲ジェシー・マイリーダイヤー
▲レベッカ・ウッズ


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