更新日: 2007年3月7日 (水) 18:38




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3月7日 水曜日

ね、なんかやっぱり変な風にビード・ダービッジとかいたよね。下が順当にファニング。でも実はファニングもちょっとクオーターでは危なかったんだけどね。ジョシュ・カーに詰め寄られて。試合はね、サーフィンが上手い人が優勝しないこともあるわけよね、こういう風に。

ベン・ダンのクオーターファイナルというのは、いつでも必ず6点台2本出せれば、クオリファイも出来るし、時には相手が波に乗れなければ、WCTでもQFにいけるといういい見本みたいな結果かな。とにかくこの子はワイプアウトしないのよ。特別何かがすごいわけでもないんだけど。典型的なアベレージサーファー。しかもサーフィンはWQSのサーフィン。タイプ、ダミアン・ハードマンの再来。ま、それでも今のクライテリアと新しいWCTサーフィンのレベルではここが限界かな。

昨日壊れたカメラだけど、結局必要なかったかも。なにしろ本日朝から土砂降り。それでも朝のケリーのR4は100円ショップのレインコート着ていったけど、ダー濡れの後撤収。ラウンド4が終わるころには雨で沖が見えなくて中断。もうたいへんなファイナルデーでした。ウェブだときっとキレイに見えてたんだろうけど。

で、今日やっちゃったのはパーコちゃん、テイラー、タジ。昨日まで調子良かったテイラーは、雨にやられたわけじゃないんだろうけど、ラウンド4では全然波に乗れずにミック・キャンベルに敗退。続くQFでは同じようにパーコちゃんが波に乗れず、ビード・ダービッジに敗退。このヒートは最初ふたりとも波に乗れなくて、リスタートのあったヒート。リスタートしてからポンポンと波に乗ったビードに対して、パーコちゃんは今ひとついい波に乗れないまま時間切れ。普通に乗ればね、全然パーコちゃんだったわけだけど。タジはセミでパーコちゃん状態。まったく波に合わず、ファニングを相手に最後に乗った5.83がベストスコアじゃ勝てないわな。

ジョシュ・カーはなんとなくジャッジに新鮮だったのか、どのヒートもちょいとポイントが高め。それでもさすがにファニングと当たると、チューブ合戦の後のマニューバーセクションに差が出た。 このマニューバーの差を見てもらえなかったのがケリー。何も悪いことしてないのに、セミでビードにやられた。敗因はナシ。セミのケリー対ビードがこの試合で一番盛り上がったヒートだったと思う。

じっくり波を選んで2本で8.50を9.93揃えたビード。ケリーはまだヒート中盤なのに、ニード18.44のコンビネーションに追い込まれる。しかし先生、これをたった2本でひっくり返すわけ。しかもプライオリティないのに。その間わずか5分とか10分。9点と9.73。先生うなりまくり。で、ビードニード8.81。しかし、これをまた最後にビードがひっくり返すという大興奮ヒート。最終的にケリーに必要だったのは9.68。でもね、これ、ケリーだったんじゃないのかなぁ、と思う。たぶん本人負けたとは思ってないよ。けっこう笑顔で上がってきたから。

ジャッジはビードの勝ちとしたけど、俺はサーフィンで勝った、って思ってたんじゃないの? ビードの9.93は高かったかも。ジャッジ5人中3人が10点つけてたけど……確かにビードのチューブはかなりやばかったわな。でも、そのあとのマニューバーセクションは全然ケリーのほうが上。その辺があまりポイントに影響しなかったって感じかな。ケリーはやっぱり先に乗って、ケリーのポイントスケールでそのヒートのスケールを見てもらわないと、なかなかポイントが伸びないな。 ま、サーフィン的にはこのセミが事実上のファイナルだったと思う。ケリーのこのヒートのポイントがトータルで18.73。次のファニング、タジのヒートだったら余裕でファイナルだもんね。

で、なんかオンアミッションだったビードと、危なっかしいラウンドもあったけど上手く勝ち上がったファニングのファイナル。これはね、ファニングペースだったというか、実力ファニングっていうか、ま、ビードがケリー戦でエネルギー使い果たしたって感じだったのかな。でも今年はいい波に恵まれたスナッパー。天気は悪かったけど、楽しかったな。
▲優勝はファニング
▲ダービッジが2位
▲ケリー
▲タジ


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