更新日: 2007年7月13日 (金) 11:40




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7月12日 木曜日

昨日の夜かから吹き始めた猛烈な風は、本日1日吹きまくり、その強烈なオフショアでスウェルが押さえられちゃってる感じ。時折入るセットは昨日より大きいけど、とにかく風が強くて、波打ち際の岩の上なんて、三脚ごと吹っ飛ばされそうになっちゃって、けっこう危険。

朝は様子見で待ち、結局10時になって、ケリーのヒートからスタートした。35分ヒート。いやあなた、やっぱ35分って長いですわ。 で、本日のスタートヒートのオープニングウエイブがケリーの1本目。これがまたあなた、ヤバかったです。あ、今日はそれがスケールになっちゃうの? 大変じゃん、みんな、みたいなライディングだった。それまで何人ものサーファーたちがフリーサーフで入ってたんだけど、あんな波見たことない、っていうか、あ、あの波のそこはチューブだったんですね、みたいな。みんながただひたすら捕まらないように走りまくってたセクションが、ケリーのチューブセクション。

セットのでかい波というよりはミドルセクションからの波だったけどで、そのチューブの中でのスピードもすごけりゃ、出てきてすかさず当てちゃうのもすごく、2回のチューブインで9.17スタート。みんなが走るだけで精一杯なのに、ナンなのこの人。あらら、やっぱ全然違うんだわ、みたいな。

ここのところ結果的に9位敗退が続いているから、どんな感じなのかなと思ってたけど、やっぱケリー・スレーターはケリー・スレーターでしたね。 ただ、勝ちたいって勢いは昨日のファニングのほうがすごかったけど、ケリーのサーフィン見てると、ファニングもしかして気合入りすぎじゃねぇの? って感じもした。

で、このヒートが終わるといきなり真っ黒い雲がやってきてどしゃ降り。その雲が晴れて、しばらくすると再び横殴りの雨みたいな、けっこう大荒れの一日になった。おちおち三脚立てていられない感じで、本日後半は観戦に回らせてもらいました。 Jベイの雨ってのは無いわけじゃないけど、この強風と一緒にやってくるってけっこう珍しいな。ただ、この風が止まれば波はかなり波がいいはず。で、それは明日の予定。なんか楽しみだわ。午後には6フィートクラスオーバーのセットも入ってきて、10点満点も出て、この先すんばらしい波の予感。Jベイ本領発揮開始ですわ。

で、本日はラウンド2の6ヒートまでを消化。ラウンド2の1ヒート目ではダミアン・ホブグッドがワイルドカードのショーン・ペインにやられる番狂わせもあって、ま、こういうコンディションのJベイではワイルドカード、要注意なわけだ。昨日もしかしたらそんなこともあるのかな、と思ったタジが次のヒートだったんだけど、タジはダミアン・ファレンフォート相手に完璧な出来。オープニングが8点台で、後半の6フィートオーバーのセットでは1本の波で4度のチューブ。4度目のヤツはかなり深くて長く、これにこの試合初めての10点満点が出た。今日のタジはなかなかいい感じだった。

最終ヒート前のカイ・オットンはちょっと気の毒だった。ヒートスタート直後目の横あたりを切り顔面流血。一度上がってきて、ボードキャディのトロイ・ブルックスに傷の状況を確かめて、流血のまま再びラインナップに。それでもトレントには追いつけずに負けてしまった。最終ヒートのテイラーはもうねじりこみまくりで、玄人好みガンガン。かっちょよかったなぁ。 やっぱ波がいいと面白いわ。下手なサーファーはご遠慮いただいて、上手い人のサーフィンだけ見ていたいって感じの、とてもいい波の夕暮れでした。 
▲ケリーはやっぱ全然違うんだわ。
▲ブルースはR3へ
▲タジは完璧な出来。
▲カイ・オットンはちょっと気の毒
▲ダミアンを下したショーン・ペイン


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