現地9月9日（日）

おまんたせしました。やってきました連日更新の日々。お待ちかねの方もお待ちかねでない方も、これからフォスターズA.S.P.ワールルドツアー、ブーストモバイルプロ・プレゼンティッド・バイ・ハーレイが終わるまで、ここにくれば毎日私の与太話が読めるって時代になりました。おめでとう。

え〜、タイトル争いの今シーズンのキーポイントになるトラッスルズ・イベント・イン・カリフォルニアですね。先週まで波があったものの、今はそれの名残波で、この先もうワンスウェル、期待できるか出来ないかって話で、とにかく波があるうちにやれるところはやっちゃいましょうってんで、いきなりスタート。いつもならいきなりスタートはきついなぁ、って愚痴から入るわけだけど、今回は数日前にカリフォルニア入りしてて、しかも昨日ASRトレードショーに行って会った関係者、内部事情通からの情報で、間違いなく今日はやるって話になってたので、そんなショックはなかったかな。覚悟済み。朝8時からラウンドワンがスタートしました。日曜日ってこともあって、朝からすごい人出だったけど。

波のサイズはう〜ん、ムネカタとか??　午後になって潮が引いてオンショア吹いてきたときには腰胸とかではないですかね。ま、それでも形のいいトラッスルズなので、十分楽しかったけど。

今現在サーフシーンは人気のアメリカ、実力のオーストラリアって勢力図の中で、人気の本拠地アメリカで唯一行われるWCTなだけに、ここのワイルドカードは毎回おいしいところが出てくるんだけど、今回もおいしいな。ジョーディ・スミス、サニー・ガルシア、デーン・レイノルズにロブ・マチャドだから。

サニー以外の3人はトライアルの勝ちあがりのようだけど、サニーはヒザの怪我で欠場のダミアン・ホブグッドのリプレイス。しかも入ったところがファニング、パンチョ・サリヴァンのヒートだから、なんか懐かしい響きのヒートになったわけだけど。
第6ヒートのパーコちゃんから第10ヒートのアンディまでが上位陣の登場シーンだったけど、パーコちゃん、なんとなく板としっくりいかずに負け、タジはインターフェア、アンディなんか、どうしちゃったの?　みたいなバラバラぶりで、この上位陣3名はラウンド2に回った。ファニングも最初はおやおや??　みたいな出来だったんだけど、中盤からしっかりいつもの危なげないファニングペース。ねじりこみのドライブリップ4発で本日の最高得点9.80なんて出しちゃって、う〜ん、ZENって効くのか?　実質的にタイトル決まっちゃうのか?　みたいな。

もうひとりの上位陣のケリー。本日の一番のヒートというか、久しぶりに面白いヒート見せてもらったな、と誰もが思ったと思う。このケリーのヒートのときはいつもの通り、人出のピークだったし、当然のケリーシフト。盛り上がりぶりったらなかった。結果を見ればケリーのブッチなわけだけど、内容はね、ギャラリー大満足。デーンが飛べばケリーも飛ぶし、ケリーが回ればコリーも回る、ケリーが再び飛べばコリーも飛ぶ、みたいなさ、マジ魅せるヒートだった。ま、この3人は今でこそそれぞれに違う味を持ってるけど、もともとはアメリカ発祥の、というかここサンクレメンテ発祥の飛んだり回ったりっていうアメリカンサーフィンの伝道者だから、これはね、サンクレメンテじゃオオウケ。久しぶりに面白かったっす、このヒート。詳しくはYUKI’S WCT OUTLOOKで。

でもって、このヒートがあまりにも素晴らしかったもんだから、ギャラリー夢中になりすぎちゃって、次のアンディ、カイ・オットン、ロブのヒートなんてけっこうそっちのけだったりして。でもロブが相変わらずのスムーズなサーフィンを見せて1位抜け。ラウンド3に進んだ。ラウンド2の結果によっちゃケリーとのマンオンマンもあるかもね。あと、本日目立ったのはフレッド・パタッチア、テイラー・ノックスあたり。フレッドなんかサーフィンもさることながら、ビジュアルでも金髪で目立ってたし。

ま、ワイルドカードがおいしいところにくわえて上位陣のコケがいくつもあったのでラウンド2の最初のほうのヒートは見逃せない組み合わせ続出。一発目から、アンデイ対サニー、続けてタジ対デーン・レイノルズ、お次がパーコちゃん対ジョーディ・スミス。パーコちゃんとジョーディはかねてからスタイル似てると思ってたので、実際一緒に海に入れてマンオンマンで見るのは実に興味深いところ。う〜ん、早起きしなくちゃじゃん。

▲タジはインターフェア