更新日: 2007年12月15日 (土) 14:24




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現地12月13日木曜日

朝、まだ真っ暗なころに目覚めたら、土砂降り。しかも、雨漏りするぐらいの土砂降り。雨ダーダー。おいおい、これでコンテストオンなんてことになったら、どうすりゃいいんだ、しかもケリーが朝一ヒートなのに……と思いながら、けっこうダラダラ感のただようゆきさんのお目覚め。もうモチベーションゼロ。場合によっちゃ晴れるまでウェブで観戦か? ぐらいなペース。

でも、ベルジーからのチャリンコ部隊隊長、北川成美プロの話だと、あっち方面は雨は上がり青空も見えてるという。う〜ん、じゃ、行ってみるかぁ、ぐらいなね、やる気出ね〜な、今シーズンのパイプ。もちろんカッパと傘の準備万端。いや、ほんとに今シーズンのパイプは雨具が手放せないんですよ。一日中、雨の降ることがない、ハワイらしい天気って、皆無だから。

ラウンド3もデュアルヒートシステム。でも、なんか慣れてきたかな。ふたつのシチュエーションを完全に頭に入れておくのはなかなか難しいけど、結局ね、キモになるのは後半のプライオリティのあるシチュエーションのほうだから。大雑把に言っちゃえば4人入って戦ってるけど、集中して見ておけばいいのはふたりだけ、って感じかな。で、本日みたいにラウンド3が16ヒートあっても、8時スタートで昼過ぎには終われちゃうから。

波は昨日より小さいし、風も入ってて3フィートと、なんとなくパイプマスターズとしてはありえないコンディションながら、数は少ないけど昨日のスウェルの残りが時折入ってきて、それが4‐5フィートぐらいでバックドアがいい感じだった。ケリーはラウンドワンでは一度もチューブがなかったけど、このラウンドではバックドアのテイクオフしてすぐチューブ、ずっと先のほうから抜けてくる、みたいな、得意のやつやってた。あれね、やっぱ、穴掘ってるな、自分で。出口のないところをかき分けながら出てくるの、見えちゃったもん。

本日の番狂わせは、ジェイミー・オブライエンの敗退かな。相手はフレッド・パタッチア。フレッドもこの試合にリクオリファイがかかっているので、負けるわけには行かない。いい波がどんどん入ってくるようなコンディションだったらジェイミーにもチャンスはあったんだろうけど、結局ジェイミーのジェイミーらしいパイプ、バックドアの突込みを見せる波が来ないまま、そんなコンディションでもきっちり2本チューブでまとめたフレッドにやられた。

同じようにボーダーに居るクリス・ワード。バックドアをクワッド(4フィン)で攻めてたな。今日の選手たちは全体的に板短め。ケリーなんか普通の波のときの板っていうか、多分あれ、6とか6‘1“とかではないかと思うけど、え、それで行くの? みたいなのに乗ってた。ま、それでも穴掘り職人だからオッケーってことで。

ラウンド4から先はデュアルで1日フルで終わる。アンディはTJバロン、パーコちゃんはローリイ・タウナー、ファニングがイアン・ウォルシュ、ケリーがミカラ・ジョーンズ、タジはゲビン・ベッシェン。注目なのは11ヒートのブルース対ワード。ボーダーライン上の選手同士の戦い。多分これ、負けたほうがクオリファイ逃すんだろうと思う。バッチバチのマジ対決。しかしこのシステムっていうか、ラウンド4まであるワイルドカード16人入りフォーマット、長いな。次のラウンド4で負けても17位だから。なんか進んでるようでぜんぜん進んでないな。

女子のほうは昨日ワールドタイトルが決定。なんとタイトルはルーキーのステファニー・ギルモアへ。ま、意外でもなんでもない、実力どおりかな。WCT関連のサイドニュースはASPジャパンのサイトにも書いているので、そちらもあわせてよろしく。こちら→Yuki's WCT Outlook

▲穴掘り職人ケリー
▲ケリーも板短め
▲オブライアンを下したフレッド
▲ボビー・マルチネス

▲タジはゲビン・ベッシェン


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