更新日: 2008年2月23日 (土) 17:52




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現地2月23日土曜日

もうね、やっぱ、明日はないだろうなと高をくくるのはやめようと思う。
いつもそうやって裏切られて、大変な思いしちゃうから。昨日だって覚悟だけはしとこうと思いつつ、どう考えても明日はないな、と高をくくっちゃったわけで、心のどこかで、今日はじゃぁ引越しして、買い物に行って、のんびりして、なんて楽な一日を思い浮かべてたわけだ。

昨晩お世話になった北川成美邸でぐっすり眠り、今朝。スナッパーはやっぱりオンショアのスモール、今ひとつのコンディションで、あ、こりゃ試合ないわ、と思いつつ、ベランダから海を見下ろして朝のコーヒー。う〜ん、優雅な休日、みたいな。しかし、会場の動きをよく観察してみると、パーキングのセキュリティのオヤジは撤収体制にあるものの、波打ち際にはジェットスキーとプライオリティブイが。あれれ、この状況はバランバラな方向だな、と思いながら見ていた。ちょっと目を放した隙にブイが消えていたので、おいおい、もしかしていきなりのデュランバー移動かい? と思い、反対側の窓から見ると、ブイが浮いてるわけさ、デュランバーの沖に。しかも男子の試合を意味するクイックの赤いブイが。もう、マジカイヤァ〜って感じ。

岬を隔てて反対側のデュランバーは風の影響を受けていない。で、ホットラインで確認すると、男子ラウンドワン、そのあとできれば女子、みたいな。はいはい、わかりましたよ、私が悪うございました。試合は着いてすぐ始まったりするもんでしたよね、とダラダラ動き出す。ただ、心構えがなってなかったので、よし、今日はじっくり見よう。写真はナシ。と決めた。そ、世の中楽なほうに、楽なほうに生きるが勝ちよ。で、カメラ持たずに観戦に出かけたわけ。ま、私、撮るのも仕事だけど、見て書くのも仕事だから。

え〜っと、ラウンドワンを見た限りでは昨年とほとんど変わり映えしないかな。約2名を除いては。結局出てきて波に乗せればケリーだし、まだ誰もあのレベルには追いついてないし、ファニングは相変わらずのファニングで、特に昨年と変わった感じもない。ま、慣れちゃったってのもあるだろうけど、昨年のここで感じた強烈なオーラみたいなのはなかった。もしあのままならV2ってのはきついんじゃないかな。みんなの目は違うファニング、タイトルを取って進化したファニングを求めてるわけだから。それより、やはりタイトルを取ったことで人だかりもケリーについですごいし、それが日常茶飯事のケリーならハンドル出来るだろうけど、ファニングにはちょっとストレスになるんじゃないだろうか。

昨年と変わった約2名はアンディとパーコちゃん。ま、アンディは昨年も悪いときはあんな感じではあったけど、なんか、ラウンドワンに限っては、あれれ、アンディおかしくね? って思った。なんかね、変。もしかしたらアンディは変わってないけど周りが上手くなってて、アンディだけが昔と変わらないサーフィンなのかな、って気もしないではないけど、とにかく、あの調子のアンディなら、今シーズンのタイトルは程遠い気がする。

そういう意味ではアンディも変わらないといえば変わらないんだけど、明らかに変化したのはパーコちゃん。なんか、あのパーコちゃんの爆発! みたいなサーフィンが消えて、我慢して我慢して、みたいなサーフィン。スタイルも低くなってあのダラっと立ってるパーコちゃんスタイルからひざを十分に曲げたシャコタンスタイル。昨年までのやたらいいか、まったくダメかのパーコちゃんではなく、もっと出来るけど、今日はこの辺でまとめます、みたいな感じ? それはラウンドワンだからなのか、何なのかわからないけど、その静けさみたいなものが、あ、明らかに今シーズンのパーコちゃんは違うな、って感じがした。

ま、ラウンドワンなので、なんともいえないけど、勢いがあったのはビード・ダービッジ。このまま優勝で最終戦から2連勝ってのは考えにくいけど、すごく自信みたいなものがサーフィンに出てた。最後に、昨日ガセネタ流しましたね、私。トライアルからでたのはタマロアだけでしたね。トロイはナシ。後のふたりはジュリアン・ウイルソンとタマロアと同じタヒチのミシェルなんちゃら。読めんよ、こんなの。Bourezです。みんな勝手に読んでください。こいつけっこう上手かったな。

▲乗せればケリーだし
▲デーン・レイノルズ
▲勢いがあったのはビード
▲相変わらずのファニング

▲ルーク・マンロ


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