更新日: 2008年2月27日 (水) 16:15




デイリー・フローASPASP-JAPANyuki's WCT OUTLOOKSIDE RIVER




現地2月27日水曜日

昨日、ひょんなことから夜更かししてしまった私に新たな修行。朝、7時半スタートのメンズ30分16ヒート。ま、ふたつ不戦勝があったから実質14ヒート、7時間。美容師やレジのオバサンじゃないんだから、7時間立ちっぱなしってのも、やっぱきついよね、いつも愚痴るけど。しかも、曇り時々晴れのジケジケ暑いビーチでさ。年寄りになるとね、日に当たるの疲れるのよ、すごく。ぐったりしちゃう。ま、そんなことは皆さんには関係ないですね。だったら、やめりゃいいじゃんって話なわけだから。

不戦勝ふたつは、怪我で回復が結局間に合わなかったフレッド・パタッチアのヒートと、昨日の練習中に怪我して、どうもそれが長引いちゃいそうな新人、アリッツ・アランブルー。バスク界隈の人らしい。ムンダッカとかその辺がホームスポットなんだろうな、バスクなら。けっこう注目の新人なわけだけど、不運ってホント不運。苦労してようやくクオリファイしたツアーの初戦で怪我なんてさ、かわいそう。


▲アンディ心配ないじゃんって感じ
▲ツアー返り咲きのキーレン
▲デーンはやっぱスタイルいい
▲ジュリアン・ウイルソン

 

朝イチヒートはアンディ。ラウンドワンじゃなんかいいところなかったアンディで、このままじゃ、いけない、って感じだったんだけど、アンディ、オッケー。どうやらあのデュランバーの不調は波が彼にとっては小さかったか、小さい波用のあのボードが合わなかったか。今日はあの時とは違う板だったと思うけど、いつものアンディだったかな。特にセットを最後まできっちり乗って、インサイドでエアーを決めた9.67のライディングは、あ、これならアンディ心配ないじゃん、って感じだった。アンディファンの方、ご安心のほどを。ただ、この出来に波があるってのは、けっこうアンディの得意技っていうか最近の傾向。もっとコンスタントじゃないと、長いタイトルレース勝ち抜くのは難しい。

あぁ、サーフィン変わったなぁと思ったのは、ツアー返り咲きのキーレン・ペロウ。すごく努力して今のワールドツアーのサーフィンをしていた感があった。昔のキーレンとは違ったな。この人本当に頭がいいから、わかってるんだろうな、自分に足りないところとか。ま、みんながこうだと、サーフィンのスタンダードがどんどん上がっていくって話なわけだけど。
注目の大型新人2名、デーン・レイノルズとジョーディ・スミスは、やっぱり今シーズンの台風の目だと思う。サーフィンではデーンにだいぶ分があるように思うけど、ノッちゃったときのジョーディの自信っていうか、勢いはちょっと対戦相手としては嫌な感じなんだろうと思う。その辺はなんかタイプアンディ。サーフィンはタイプパーコちゃんだけど。

デーンはやっぱスタイルいいな。この大型新人のヒートのときのDJがトロイ・ブルックスとジェイク・パターソンだったんだけど、おいおい、なんだそれ、とか、そこで、それかよ、みたいなコメント多発。波に対するアプローチが今までの選手にないオリジナリティ。ま、昨年のジョシュ・カーみたいな。トロイもジェイクも、ありゃジョシュ・カームーブだ、とか言ってた。

しっかしさ、外人選手ってみんな器用にDJとかこなすよね。つい最近まで現役だったから、選手のことも良く知ってるし、日本だとDJって、本職じゃない限り、時に、うわ、今のすごいですね、とかオォーとか、ただの感嘆詞の連続になったりしちゃうけど、あの人たち、ちゃんとしゃべってるもん。しかもちゃんとシチュエーションとかも入ってるし、やっぱね、ワールドツアーに入る選手ってのはそれなりに頭いいし、ちゃんと言葉も知ってるんだな。けっこうよかったよ、トロイとジェイクのコンビ。日本人選手で誰があのレベルでDJできるかなぁと考えたりしたけど、思いつかなかった。牛越とかいけそうだけど、語り部だから、話し長そうでヒート終わっちゃいそうだし(笑)。

ラウンド3。上から行くとパーコちゃん対ロイ・パワーズ、ディーン・モリソン対デーン・レイノルズ、ボビー・マルチネス対ジョーディ・スミス、ファニング対ジュリアン・ウイルソン、タジ対ピーコン、ケリー対へイター・アルヴス、アンディ対ベン・ブルジョワーあたりがみてみたい感じのヒートかな。大型新人ふたりは上半分で、ファニングが迎え撃つ形。その前にラウンド4でつぶしあいになるけど。

北川トトカルチョ塾がスタート。私は勝って欲しいな、という願いも込めて、男パーコちゃん、女ステファニー、地元で攻めてみました。


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