更新日: 2008年3月2日 (日) 21:39




デイリー・フローASPASP-JAPANyuki's WCT OUTLOOKSIDE RIVER


▲もう今日のスナッパーの人出といったら、ふざけんな、のレベル。


現地3月2日日曜日


干物の予定だったのだけど、時折雨きたり干物だったり、曇りだったりの忙しい天気で、ま、今日のモードとしては干物より、エコノミー症候群。立ちっぱなし、休憩ヒートほぼナシ、みたいな。足パンパン。姫、おみ足をおさすりしましょうか、っていうルックスのいい下僕が欲しいぐらいよ。

早朝、本日上がるはずの波が上がらずに、待って待っての話なのだが、いつでもゴーみたいなことで準備万端。万端なんだけど、波だけが今イッチョ。で、待って待って9時45分スタート。メンズラウンド3。予定ではヒート13のケリーのヒートまで行くはずだったんだけど、波が持たず、10ヒートのエイドリアン・バッカン対ブルースのヒートで打ち止め。

▲タジ、ぶっ飛ばし。
▲飛ばしすぎ? ジョーディ
▲ファニング、集中できてるな
▲ベン・ダンはサーフィン変わった

 


しかし、ブルースってこういうアンラッキーなヒートって言うか、急に波がなくなってそのあとキャンセル、みたいなヒートに当たることが多いように思う。何年か前の、クイックがやってた頃のフィジーであったもんな、この手のヒートに当たったの。コンテストディレクターわび入れる、みたいな。で、そういう時のブルースって負けるのよ、必ず。ま、そのヒートの条件は平等だからしょうがないんだけど、もう少し今シーズンのブルースを観察したかったかな。

で、ブルースのヒートでコンテストは終わったものの、最終ヒートの予定だったケリーがフリーサーフィンに出たために、普通ならザーッと引くはずのカメラマンもギャラリーもそのままステイ。すごいな、ケリー人気って。あれだけの人にフリーサーフィン見られるって、どんな気持ちなんだろう。もう今日のスナッパーの人出といったら、ふざけんな、のレベル。日曜日ってこともあって具合悪いぐらいの人ごみ。立錐の余地ナシ、立ち見でも立つ所ないし。座っているギャラリーはずらりと並んだカメラマンの前の、ほんの一角だけ。あとは総立ちのギシギシ。ひと昔前なら、ウォーリーを探せ、ってムード。

調子いいじゃん、な感じだったのはビード・ダービッジ。9.63と8.00を揃えて、相変わらず自信にあふれたサーフィンぶり。ベン・ダンはサーフィンが変わったなぁ、って感じ。なんか、ジュニアっぽいサーフィンからメンズの力強いサーフィンになった感じがする。成長のあとアリ。パーコちゃん、静かだけど、きっちり仕事してるな、相変わらず。ダラっと棒立ちになるくせって言うか、スタイルが変わって、一皮むけた感じというか、昨年のパーコちゃんとは違うことは確か。落ち着いてるし、スタイルがより洗練されたように思うよ。

デーン・レイノルズはサーフィンでははるかにモリソンより上の印象だったし、ヒートのベストスコアの8.67も持ってたんだけど、波の選択が悪く2本目が決められずにラウンド3で敗退。残念だなぁ、もっと見たいのに。静かじゃなくて、おいおい、飛ばしすぎじゃないの? って感じだったのはジョーディ・スミス、ファニング、タジ。もう3人ともぶっ飛ばし。ジョーディのベスト2が9.33と9.70なら、タジのベスト2は9.87と9.33。ファニングは始まって5分いないぐらいで8.50と9.07を簡単に揃えた。ファニング、相変わらず集中できてるな。なんか、ヒートスタートのホーンと同時に爆発、みたいな感じ。でも試合では、えてしてこういう出来すぎのラウンドのあとに落とし穴あるから、気をつけなくちゃだし、あれがこの試合でのピークでないことを祈るしかない。

ま、今日はその辺がすごく目立ってて、う〜ん、やつらか、みたいな感じだったんだけど、試合終了後のフリーサーフィン。もう最終ヒートは波がだめで、ろくなライディングがみられなかったのに、ケリーときたら、入ってすぐにインサイドでロングチューブをメイク。その後の波ではでかいエアリアル360をメイク、CJとのシンクロリップまで見せて、あぁ、結局この人が出てくると、話は違っちゃうのね、みたいな。何しろ本日、インサイドのあのセクションでは誰一人としてチューブ狙ったりしなかったし。きっとね、ひとりだけ違うものが見えてるんだな、ヤツには。ま、そりゃギャラリー釘付けよね。


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