更新日: 2008年3月25日 (火) 15:56




デイリー・フローASPASP-JAPANyuki's WCT OUTLOOKSIDE RIVER



現地3月25日火曜日

早朝、まだ日もあけやらぬ7時半スタート。ダミアン・ハードマン、そんなに急いでどこへ行く、みたいな。

メンズラウンド3の残り13ヒートを消化。朝のうちはベルズでやってたんだけど、波数が少なくて、タジなんか30分で2本しか乗らなかったし。でも、対戦相手のダニエル・ロスがホント、ナニやってんの、あ〜た、みたいな、おバカなことやっちゃったから、助かったな、あれはまともに行ってたらタジ、負けてた。

ダニエル・ロスは7.17と2点台、タジは5.83の1本のみ。それで残り1分切っちゃったわけ。波こなくて。で、そこで、ダニエルは2点台を伸ばそうとして、すごくつまんない、ってか、あれじゃないだろ、勝ってるときの残り1分は、みたいな波に手を出して、その後ろからセット。タジはそれで、5.50を出して逆転。その時点でもちろんタジがプライオリティだったけど、タジの乗った波のすぐ後にも5点レベルの波来てたからね。あせったのか、なんなのか、とにかく、作戦ミス。しかもかなり重大な。ま、新人ってこういう苦い経験を積んでワールドツアーを知っていくわけだけど。パーコちゃん、いい感じだな。個人的な好みとしては上半分、パーコちゃん。ゴーゴーパーコちゃん。

ファニングもいい感じだった。なんか今シーズンの新しいファニングとしては、テールスライド? 試合ではあまり昨年使わなかったけど、新ファニングって印象かな。
第11ヒートのパンチョはもう思いっきりコンディションにやられた感じ。なにしろヒートスタート20分後にファーストライドだから。で、あまりの波の来なさに、次の第12ヒートのCJとデーン・レイノルズから、お隣のウインキーポップに移動。この移動がね、カメラマンに取っちゃ、マジ勘弁してくれなわけ。崖延々下りる、階段上る、また下りる、また上る、背中に20キロの荷物背負って100段、みたいな苦行。比叡山の修験者じゃないんだから。階段の途中でね、泣きたくなる感じ、わかる? 大人になるとそういうことあんまりないけど、わたち、まだ子供だから、あるの、泣きたくなっちゃうこと。

マジ、家にたどり着いたときには口もききたくない世界。やられるな、ツアー。
で、ウインキーはサイズはチョイと小さいものの、クリーンで長くて、速めのフェイスのある波。そういう波だとデーン・レイノルズ、いいな。デーンのいいところが良く出てる。ポイントはデーンの方が伸びたけど、このクリーンフェイスのある速い波では、やっぱり次のヒートのお父さんだな。上手すぎのは速すぎ。今回のケリーも、ヤバイです。全然違う。なんか吹っ切れてる感じ。

▲タジは命拾いしたな
▲ゴーゴーパーコちゃん。
▲ファニング、テールスライド?
▲いいな。デーン

▲サーフィンは全然ケリー。
隣で観戦していたふつ〜のギャラリーたちが、次のヒートでダミアン・ホブグッドのオープニングライドを見て、全然アベレージより上だけど、アベレージに見えちゃうよね、といみじくも仲間同士で話してたけど、ホント、あのお父さんの後に出てくると、損する、って感じ。下半分はね、ケリーかレイノルズ。まともにいけば、ケリー2連勝。アンディって線もないわけじゃないけど、なんかね、アンディ、私にとっては変な感じに見える。アンディの良さは爆発力じゃん、セットの波で思いっきりの連続、みたいな。そうやっていままで勝ってきてるんだけど、なんか今日のアンディは押さえて押さえてみたいな感じ。120%で行くところを85%でミスなく行こう、みたいな。

順当に行けば初戦と同じく、クオーターでアンディ、ケリー対決になる。今の時点のサーフィンを見ている限りではこの勝負は再びケリー。ま、今回はどんなタクティクスが見られるのかな、ってのも興味のひとつだけど、アンディがどこで爆発するかってのにもよるな。このままフン詰まりじゃ、困るし。

でもな、ポイントは別として、サーフィンは全然ケリー。インターネットで見ててどうなのかはわからんけど、肉眼でビーチで見てれば、誰だってわかるよ、あの違いは。そりゃね、ケリーのヒートだけ見て帰る人がたくさん居るのもわかる。だって、あのサーフィンは見てて楽しいもん。



ASPジャパンのYuki's WCT Outlookもみてね。



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