更新日: 2008年7月31日 (木) 22:19




デイリー・フローASPASP-JAPANyuki's WCT OUTLOOKSIDE RIVERmedialine



現地7月31日木曜日

えぇ〜、今日もダブルヘッダーなわけで、WCTのほうは会場がウルワツ。センターのチューブ勝負。ただし2次元、しかもラウンド2なので、ま、お留守がち。

ASP WQS 6スター 夢屋ビラボンプロ タハラのほうは大会3日目。ラウンドオブ96、いよいよここから賞金の出るマネーラウンドです。で、この辺になってくると日本人選手たちも徐々に減っていってしまうわけで、そろそろ出動して写真でも撮っておかないと、いなくなっちゃうってことで、本日はマーのヒートあたりから巨匠ご出勤。目の前の3次元が忙しくなっちゃったのでWCT2次元の世界は今日はほとんど見られなかったけど、見てないスキにテイラー負けちゃう、ジョーディ負けちゃう、みたいな。

さて、ASP WQS 6スター 夢屋ビラボンプロ タハラ。ティム・カランとほぼ同じ顔と言ってしまいたい弟のナザニエル・カラン。現在のWQSポイントリーダーだけど、やっぱね、うまいよね。時折胸ぐらいのセットの入るコンディションで、スムーズでスピードのあるライディングを見せてこの辺はもう危なげなし。

日本人は期待された田中英義が今ひとつリズムが合わない感じで敗退。その代わりといっちゃナンだけど、ジュニアの松岡慧斗、佐藤和也あたりが意外な?? びっくりヒートアップ。林健太、大野修聖、田嶋鉄兵、田中樹あたりは順当にラウンドオブ48に勝ち進んだ。

負けてしまった渡辺将人、森哲太、小川由起夫あたりに共通した敗因は波の選択。潮が引いているときにはまだわかりやすい波だが、潮が上げ始めてしまうとなかなかトリッキー。よさそうに見えてつまってしまう波、よさそうに見えてショルダーレスになってしまう波などのサイクルに引っかかると、どうにもならない。実は勝った田中樹もこの負のサイクルにハマってた。でも運のいいことに他の選手がダブルインターフェア。もうね、超ラッキー。本人も俺ピロってましたよね、と認める通り、あせってピロピロの出来の悪いヒートを何とか乗り越えた。

林健太は最後の最後に逆転勝ち。このあたりのラウンドだと大野修聖のカービングのトップターンは強力な武器。2本ちゃんと乗れさえすればハイポイントが出てくる。周りの選手があのターンできない場合が多いからね。でもラウンドが進めば今度はあのターンが出来る人ばかりの中での争いになるから、そこからが正念場。ま、あの実力でこの辺で負けることは許されないわけで、勝って一番ほっとしてるのは本人だろう。

田嶋鉄兵は日本人らしいというか、っぽいなぁ、という早くてシャープなバックハンドで1本ガンギメして8.50のハイポイント。まぁね、あれもいいけど、トップのカービングターン、早く覚えないと、上のラウンドできつくなるぞ。

中村昭太は今の若い世代にありがちな前に前に進むサーフィン。スピードを意識しすぎて前に行っちゃうから、ターンが間延びする、カットバックを入れる組み立てになる、パンピング、みたいな、なんか悪循環。ファニングやタジのサーフィンを誤解してるバージョンっていうかね、若い子みんなそうなんだけど、クリティカルポジションが使えない。クリティカルポジションの先で先でやるサーフィン。前に行きすぎ。あのサーフィンでは6スターは勝てないだろうな。

▲ティム・カランとほぼ同じ顔
▲佐藤和也
▲ハワイのダスティン・クイゾン
▲田嶋鉄兵は、っぽいなぁ
▲ジュニアの松岡慧斗


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