現地8月2日土曜日
いやいや、6スターも週末になると忙しくなってきて、会場にもどっさりギャラリー詰め掛けてわさわさするし、flowブースも開店して、ゲロはきそうになって仕上げたケリー大先生の自叙伝もめでたく売られているわけだけど、インドネシアではラウンド3もウルワツで行われていて、もう私はなにやっていいのかわからない状態。
ASP WQS 6スター 夢屋ビラボンプロ タハラでは、昨日の最終ヒートで勝ち上がった田嶋鉄兵は本日クレッグ・エムズリーとのマンオンマン。う〜ん、いいように動かされちゃったな。さすがWCTのタクティクス。波は潮の引いているときだけブレイクするような、かなりショボメのコンディションで、普通にやってたら重量級のグレッグはきついはずなんだけど、それを補うタクティクスはさすがだったかな。
序盤からいいポジションを取られ、6点台を2本決められ、何とかもう1本というところに鉄兵が追いついて来ても、よさそうに見えてよくない波に乗せられてしまい、本人も言っていたけど、グレッグの手のひらの上でいいように転がされていた、みたいな感じかな。あれがね、WCTのタクティクス。グレッグ、グッジョブですわ。
ま、鉄兵はいい勉強になったと思う。
ナザニエル・カラン、ダスティン・クイゾン、ジャドソン・アンドレらの絶好調組は今日も順調に勝ち上がる。ディフェンディングチャンピオンのゲイブ・クリングはいい波がつかめずにここで敗退。ま、あの波じゃなかなか難しいと思う。潮が引いてるときしかブレイクしない膝腰だから。
明日のクオーターの第一ヒートが事実上のファイナルではないかと思われる。ダスティン・クイゾン対ナザニエル・カラン。このふたりは今のところ一番キレてる。もうひとりハイポイントを重ねているジャドソン・アンドレは、エアー360で6点みたいなスコアラインの勝ち方をしてるので、あれだけじゃそう長続きしないというか、ナザニエルやクイゾンの正統派というか、ハイクオリティリップで勝っている選手と当たると、スコアが延びそうにない気がする。エアーの成功率はとんでもなく高いけど、リップはね、ブラジリアン特有のパチパチくんだから。
で、その裏でインドネシア。今シーズン初めてケリーに勝ったトップ45登場。それがティアゴ・ピレスってのも、どうなの?
ケリーのスコアラインが7点8点。ティアゴはいいエジキになってたんだけど、後半オバケセットをゲットして9点台、続けて8点台をマークしてケリーは9点台が必要になってしまうが、波が入らず時間切れ、みたいな。う〜ん、あの波でケリーが負けるって、ちょっとびっくり。
でもこれでみんなようやくやる気に火がついたんじゃないの? っつか、ほぼ閉じかけてたドアが10センチぐらい開いたか、みたいな。 |