更新日: 2008年9月10日 (水) 12:05




デイリー・フローASPASP-JAPANyuki's WCT OUTLOOKSIDE RIVERmedialine


写真:やっぱうまさはパーコちゃんかな、って感じ。

現地9月9日火曜日

ブーストってぐらいで、走る走る。昨日18ヒート、今日も18ヒート。急ぐな、とっても。この調子だと木曜日の午後には終わるな、これ。本日は昨日よりちょっとサイズダウンながら、時折オーバーヘッドのセットの入るコンディション。幸いなのは午後になって吹くオンショアが弱いことかな。朝のうちはカリフォルニアお得意の曇りでも、昼前にはピーカン。暑くて死にそう。朝寒いから、ついデニムとかはいてっちゃうのよ。で、晴れたら汗だく。

ま、そんな中でラウンド2の残り14ヒートとラウンド3の4ヒートが終了。う〜ん、昨日あれだけ言ったのに(って本人には言ってないけど)アンディ、やっちゃったな。33番。イェイデン・ニコルに典型的なアンディの負けパターンでやられた。最初の波はアンディ。ま、手堅くまとめて6.33。しかしその後のイェイデンが7.67。追う立場になったとたんになんか、変な感じというかいやな風がアンディに吹いたっていうか……で、イェイデンがその後9点出してコンビネーションになるともうバラバラ。なんだろうね、あのアンディの今シーズンのもろさって。なんか見た目やつれた感じもするし、とにかく板が足についてない感じ。そのおかげかなんなのか、ブルースはすごく集中できてたけど。

昨年のこの大会のファイナリストのパンチョはよさそうに見えたんだけど、キーランのバラエティを考えたマニューバーの組み立てにやられた。同じターンの繰り返しじゃポイント出なくなってるからね。なんだ、ありゃ、みたいなマニューバーでガッツポーズのテイラーは気合入りまくりの感じ。見せるな、おじさん。あの勢いが続けばいい感じだけど。

9.93のハイポイントを出したラウンド2ラストヒートのジョーディだけど、相変わらず2本目が低めの6.67。この辺が上位に食い込むのには致命的かな。ラウンドが進むにつれて8点9点のベスト2ってのが条件になってくるから。今日はこの辺からサーフィンがすごくサンクレメンテチックというか、飛びと回りのオンパレードになってきて、1日ビーチにいてのグッタリ感を少し回復させてくれた。特にラスト2ヒートのデーン・レイノルズとパーコちゃん。デーンはもうフリーサーフィン状態で、もしかしたらこの人がこの調子で行けばケリーに勝てるかも、って感じもした。でも次のヒートのパーコちゃん見ちゃうと、やっぱうまさはパーコちゃんかな、って感じ。同じテールスライドや飛びのマニューバーでも、デーンはシャープでパーコちゃんはズド〜ンって感じ。大人な感じっていうか、スド〜ン。

技数とライディングの長さというか、乗り残しナシな感じのライディングで9.97というこの試合のハイエストをたたき出し、バックアップが8.50だったデーンだけど、コンスタントというか、ベスト2で9.93と8.90で18.83のパーコちゃんの方がほんの一枚上手な感じだったかな。1本の波ですごいエアー2発メイクですから。このふたりはラウンド4で当たるので、ま、そこが事実上のセミファイナルと言うかファイナルというか。でもって、順当に行けばこのふたりのどっちかはセミでケリーとやることになる。

ここまで終わってみてヒート表を眺めてみると、なんか調子いいのがみんな上半分にかたまっちゃった感じだな。優勝候補トップ3みんな上半分。ケリー、パーコ、レイノルズ。下はファニング、タジ、ブルース、テイラー、ジョーディだけど、上の3人に較べると、ちょっとタマとしては弱い感じがするかな。


写真:デーンはもうフリーサーフィン状態



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