写真:最後においしいところ持ってったケリー。
現地9月10日水曜日
本日も朝8時から18ヒート。ラウンド3の残り12ヒートと、ラウンド4の6ヒートまで。いよいよ第7戦ブーストモバイルも残すところ9ヒートとなり、明日がファイナルデーです。今日ビーチで会ったこのブログのファンの方。秋田からいらっしゃったという3人組(男子2名女子1名)は、残念ながら明日の飛行機で日本に帰るらしくファイナルは逃すけど、今日はケリーの出番が2回あったから十分楽しんだんじゃないのかな。10点満点も出したし。お気をつけてお帰りください。
まずはラウンド3。ケリー、サニーはどうしたって普通に進めばケリー。しかしサニー、負けてなおさわやかな笑顔だったな、負けた後のサニーのあんな顔って今までなかったかも。なんかWCTで試合することをすごく楽しんでる感じだった。負けた後なのに笑顔で嬉しそうに海から上がってくるし、笑顔でインタビューとか受けてたし……なんかね、サニー大人になったっていうか、素敵に枯れてきたというか。サーフィンできることを心から楽しんでる感じって言うかさ、なんかね、応援したくなっちゃう感じだったよ。
ジョーディは、オマエ昨日このブログ読んだのか、みたいな感じで今日は9.27と8.00とハイポイントを2本うまくそろえた。ワードは気合入りすぎて空回りだったかな。ジョーディは明日の朝一でタジとラウンド4をやるけど、これはいろんな意味でなかなか面白いかも。
あんなに調子よさそうだったのに、何でそうなっちゃうかなぁ、だったのはブルース。ま、サイズも下がったし面も荒れててバンピーだったしで、確かにブルースのお好みの波ではなかった。だから俺コンテスト嫌いなんだよ、ってブルースの声が聞こえてきそうなぐらい、やる気がイマイチに見えたな。ワイプアウト多すぎ。しかも板折っちゃうし。試合じゃね、条件は相手と一緒だから、気に入らない波でも何とかしないと。
本日一番のヒートになるはずのパーコちゃん対デーン・レイノルズ。しかしもうこのヒートの頃になると波がイマイチでなんとなくシュワシュワ。面ガタガタってほどには見えないんだけどけっこうバンピーなようでみんなてこずってた。このふたりはお互いにやる気120%で内容は面白かったけど、勝敗を分けたのは波の選択だったかな。デーンのほうがいい波に乗ってた。う〜ん、パーコちゃん。いつも優勝候補の筆頭に上げてるのに、なんで負けちゃうかな、ホント。一度ぐらい期待にこたえてくれよ、頼むから。
ま、なんだかんだ長い1日で、結局最後においしいところ持ってったのはケリー。ラウンド4のキーラン・ピロウ戦で、9.17、9.60をそろえて圧勝ペースのなのに、最後にこれでもかの今大会初の10点満点。カーヴィングテールスライド、エアー、リバース、何をやってもなんか余裕な感じ。あれでもまだ全開じゃないよ、あの人。無理はしてない。
ちょっと気になる勝ち方をしているのはファニング。気になるって言うか、ま、いつものファニングなんだけど、きっちりきっちり、自分の仕事して早いうちに2本まとめて優位なままフィニッシュみたいな、危なげない感じ。下はこの人来るかも。ただ、今ひとつ爆発もしないまま、危ないながらも勝ち続けてるタジって線もあるけど、明日ジョーディとやってどうなるかだな。
上はサーフィンを見ればガチガチケリー。レイノルズもすごいけど、安定感が違う。まだまだ余裕ありそうに見えるし……。
写真:ジョーディ、オマエ昨日このブログ読んだのか
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