ひとっきりテニス語っておいて、ハーレープロ2日目。
バックハンド確実にネックだな。ジョディは。
【現地時間9月14日】いやぁ、今日はもうハーレープロより、全編USオープンテニスの話にしたいな。マジで。ごひいきのロジャー・フェデラー様は、先ほどリッチー・ロベット似の20歳、デル・ポトロにフルセットの死闘の末に負けてしまい、私的には本当に残念な結果だったけど、魅せたな、フェデラー。なんかもうゲーム全体の流れの中での心理的な部分のコントロールは、すべてロジャー(もうすでにファーストネーム呼び捨ての友人状態)の手の中、みたいなさ、イケると思わせて誘うミスとか絶妙だったもんな。やっぱサーフィンでもテニスでも人間相手に争うものって、特にマンオンマンでは心理戦とかあるな、確実に。しかも相当計算されつくしたものが。だから頭よくないとトップレベルでは勝てない。サーフィンとともに心理学とか学んだほうがいいかも。
ま、よしんばそれがなくても、相手がそれをやられてると思って、イラついて自爆するような流れに持っていくのが、一流の一流たるゆえん。ケリーだって、自分ではあまり言わないけど、対戦相手のほうは、そういうやり方がケリーは得意だ、ってよく言うもんな。真実はどっちなのかわからないけど、う~ん、ケリーもロジャーもやってるな。特にロジャーはそのポイントとかそのセットとかの短期的な流れのそれじゃなくて、ゲーム全体、セット全体、試合全体の長い時間軸の流れの中での心理戦やってる。もう今日はテレビ見てて、舌巻く、舌巻く。巻きすぎてこんがらがって解けな~い、みたいな。でもって当の本人はずっと超クールなんだもの。あ~、カッコいい。
今日のロジャーの敗因はひとえにサーブの悪さにあったな。あれだけファーストサーブミスったり、ダブルフォルトするロジャーって、近頃なかったし、あれで勝たせてもらえるほどグランドスラムは甘くないもんな。
と、ひとっきりテニス語っておいて、ハーレープロ2日目。
ラウンド2の3ヒート目からラウンド3の6ヒート目までと、急ぐ急ぐ。
波は昨日よりワンサイズダウンな感じだったけど、風も弱まっていて、その分フェイスが長くていい感じ。昨日に引き続きグーフィーのほうが良かったけど、時折ものすごくいいレギュラーも入って、全体的には昨日より良かったかもしれない。
今日2回ヒートをこなしたテイラー・ノックス。昨年は鳥肌モノの執念のこもった10ポイントを見せてくれたテイラーだけど、ここ、やっぱうまいな。ためにためるテイラーのサーフィンが生きるような、クラシックなロウワーじゃなかったけど、それでもセットをつかめばきっちり見せてくれた。
グーフィーのいいコンディションに負けちゃったのがジョーディ・スミス。ラウンド1ではレギュラーのいい波に乗って勝負かけてて、なかなか調子よさそうに見えたんだけど、今日ジョーディの出番だった午前中のセットは、グーフィーメイン。で、ティアゴ・ピレスとバックハンド勝負になった。う~ん、なんかジョーディのバックハンドイマイチだな、と思ってここのレギュラー観戦陣の遠田真央プロと話していて、ふと思い出しちゃった。そうそう、ジョーディってバックハンドダメなんだった。そんなこと何年か前に書いたのを思い出したよ。フロントに較べると、バックハンドが3段階ぐらいレベル下がる感じ? バックハンド確実にネックだな。ティアゴと較べるとスプレーも飛ばないし、置きに行く感じというか、ドライブ感に欠ける感じ。ファイナルデーにはサウススウェルの本来のロウワーのレギュラーマシンブレイクが来そうな感じなだけに、ここでのジョーディの早すぎる敗退は残念だった。
明日今日ぐらい波があればおそらくクオーターの前まで消化して、金曜あたりから入る新しいスウェルで土曜日ファイナルデー、っていうのが大方の予想。
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つのだゆき