更新日:2007年2月6日 (火) 1:38
 
■ASPーWQS4スターイベント
モンスターエナジー・パイプラインプロ
プレゼンテッドバイ・ビラボン■
 

■2007年1月27日-2月10日■バンザイパイプライン、ハワイ■photo:ASP■#1#2■#3■final

■パイプラインプロが再開。田中譲、山田恭平がラウンドアップ


▲リーフ・マッキントッシュ
▲見事1位通過の田中譲
42才のデリック
【現地2007年2月4日日曜日、パイプライン、ハワイ】激しい風と強烈な嵐の影響で1週間も中断を強いられていたASPーWQS4スターイベント「モンスターエナジー・パイプラインプロ」が再開し、ラウンド2の全ヒートが終了した。

これまでの嵐の影響で、まとまりに欠けるパイプラインにおいて、6−8フィートのトリッキーなコンディションでも、ハワイアン達はローカルナレッジをフルに発揮して、世界各国から集まったサーファー達を相手に有利にヒートを進めた。

今日行われたラウンド2の16ヒートのうちの10ヒートはハワイアンが勝ち、そのなかにはハレイワのカラニ・ブラウンとリーフ・マッキントッシュのペアを含み、それぞれベストウエイブ・スコアと最高ヒート・スコアを記録。両選手とも、今日のコンディションで最も良い波を掴み、早朝のヒートで最も大きく、スムースなバレルライドを決めた。二十歳になったばかりで、国際的なプロサーフシーンではニューカマーのブラウンは、トップ・スコアリング・チューブ-ライドで9.5をマーク。スポンサーのMakitaからウェイブ・オブ・ザ・デイ賞として600ドル相当のコードレス工具のコンボキットが贈られた。マッキントッシュは8.75と8.25をマークし、最高得点を記録した。
▲オーストラリアのマーク・ビッサー
カラニ・チャップマン

また、彼等と同じハレイワ出身の弱冠16歳のカイロン・ジャポアールは、今日のラウンドで16歳とは思えない落ち着きを見せた。彼はブラジル人の元プロサーファーを父に持ち、勝ち残っている選手のなかで最年少となる。逆に、パイプラインでのサーフィン歴25年という誰も太刀打ちできない経験の持ち主である42才のデリック・ホーがイベント最年長で、彼もまたラウンド3へ勝ち進んだ。

「実際に自分のヒートには有効な波はあまり多くなかった」とトーリー・バロン(ハレイワ)に次いで第2位でラウンドアップを果たした事を幸運であると感じるホーが言った。「本当にアウトは運任せといった感じで、一本の良い波が転がり込んでくるのは相当運が強くなければだめだった。パイプラインのコンテストに於いて、こんな感じのスコアで勝ち上がれた覚えはない。逆にこんなスコアで負けた覚えはあるけどね」ホーはベストウェイブ4.0を含む、ベスト2ウェイブ5.5ポイントで勝ち上がった。

今日の1位通過者は、ハワイ勢では、カイ・バーガー(ハイク)、ハレイワのバロン、リコ・ジミネス、カラニ・チャップマン、ダニー・フラー、ノースショアライフガードのデビット・ワセルとエズラ・シット、キラウエのシェーン・バリエール。その他海外勢はメインランドのジェシー・ハインズ、リッキー・ホイットロック、デーン・ワードに、田中譲(日本)、ウィゴリー、ダンタス(ブラジル)、マーク・ビッサー(オーストラリア)となった。 試合は午後1時半頃に、予定時間より早くにバレルコンディションを台無しにする強風を受け、中止を強いられた。バンザイパイプラインはチューブライド。その他のマニューバーの重要度は低いのだ。

今日出場した日本人サーファーは、ラウンド1をラウンドアップした深川達哉と松岡慧斗、シードの山田恭平、小川幸男、蛸優樹、田中譲、遠田真央。そんな中で唯一トップ通過を果たしたのが田中譲。彼はレイノス・ヘイズらと対戦し、ロースコアが目立ったヒートの中で唯一8ポイントをマークし1位で勝ち上がった。また、山田恭平も2位でラウンドアップを果たしている。そして、いよいよラウンドオブ96には小川直久、牛越峰統、脇田貴之らが登場する。頑張れ日本。コンテストは、2月9日までの丸2日で終了可能。しかし、残された5日間はずっと強烈な風が吹く予報が出ているため、早朝の時間帯を上手く使う方法でヒートを消化して行くしかなさそうだ。



  ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はwww.billabongpro.com


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