更新日: 2007年10月12日 (金) 13:31
■FOSTER'S ASP MEN'S WORLD TOUR■
第8戦ビラボン・プロ・ムンダッカ
■2007年10月2日-14日■ムンダッカ、エウスカディ、ノーススペイン■photo:COVERED IMAGES■R1R2-R3■■

■世界タイトルを争うファニング、ケリー、タジはレースを続ける。
 
■ケリー・スレーター(USA)
 
初世界タイトル獲得に向け、また一歩前進したファニング。 ■タジ・バロウ(AUS)
【現地2007年10月11日木曜日 ムンダッカ,スペイン】コンディション不良が続いているフォスターズASPメンズ・ワールド・ツアー第8戦「ビラボンプロ・ムンダッカ」は、12日間のウエイティング・ピリオドの10日を消化。現地7日にはバキオでラウンド2が行われ、バスクのワイルドカードであるホデイ・コラソ(EUK)に3Xワールド・チャンピオンのアンディ・アイアンズ(HAW)が破れ、ワールドタイトル・レースから外れた。

大会関係者はその後も世界屈指のパーフェクト・レフト「ムンダッカ」の極上のブレイクを待ち望んだが、時間切れで再びバキオでコンテストを再開。3フィートのコンディションでラウンド4のヒート5までが終了した。

今回の結果によっては、ワールドチャンピオンが決定するレイティング・リーダーのミック・ファニング(AUS)は、ラウンド3とラウンド4を勝ち上がり、初世界タイトル獲得に向け、また一歩前進した。そして、8Xワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)とレイティング3位のタジ・バロウ(AUS)がファニングを追いかける。昨年のイベント勝者である現在レイティング4位のジョエル・パーキンソン(AUS)はラウンド4で敗退、ワールドタイトルの夢はここで断たれた。
 
■ジョエル・パーキンソン(AUS)
 
    ■ホデイ・コラソ(EUK)
ファニングは、ラウンド4で同じオーストラリアのルーク・ステッドマンを倒し、ラウンド3でワイルドカードのホデイ・コラソ(EUK)を破り、クオーターファイナル進出を決めた。「ルークは、いきなり7.50でヒートをスタートした。僕はパドルアウトして自分の波を手に入れるしかなかった」とファニング。「彼はいつもヒートでベストの波を手に入れるサーファーさ。だからあのヒートを勝ち上がれて本当に嬉しかった」

ファニングは、オーストラリアのゴールドコーストで行われた開幕戦に次いで、前回のフランスで今季2勝目を上げた。ここでファニングが再び優勝すると、スレーターとバロウがタイトル・レースを続けるためには、少なくとも3位でフィニッシュしなければならない。そうなるとレースはブラジルへ持ち越される。「もし僕があと3つ勝てれば、プレッシャーをあの2人のサーファーに与えることが出来るだろう」とファニングは言った。「本当に集中力をキープして、ヒートを上手く回転させなくてはならない」とファニングが言った。

そして、ファニングにとって、タイトルレース最大のライバルであるスレーター。クオーター進出を決めたスレーターは、9度目のASPワールドタイトルを狙うには、このスペインで勝たなければならないことを誰よりもよく知っている。「もし僕がこのコンテストでミックを倒せなければ、タイトルレースはほとんど終りだと思う」とスレーターが言った。「今、僕はミックに6ヒート、ビハインドである。もし僕がここで彼に1位負けると、タイトルレースで彼に7ヒート、ビハインドすることを意味する。だから僕は少しずつじっくりと進むしかないのさ。起こり得ることだから、僕はかなり活気に満ちているよ」とスレーター。

ビラボン・プロ・ムンダッカは、残り3日間で、残り10ヒートを行わなければならない。理想的にはメイン会場のムンダッカで行いたいところだが、コンテスト・ディレクターのマイク・パーソンズは「ウネリはダウン傾向にあるため、少なくとも明日はラウンド4は終了させたい。ムンダッカで土曜日にクオーター、日曜日にフィニッシュというのが理想的である。もし十分なウネリがムンダッカに無かった時、バキオでラウンド4を終えて、週末にどちらかで残りの7ヒートを行う」とコメント。ネクストコールは明朝8時。


ビラボン・プロ・ムンダッカ:ラウンド4途中結果
ヒート1: ボビー・マルチネス(USA)17.27 ベルナルド・ミランダ(BRA)8.60
ヒート2: フィル・マクドナルド(AUS)16.83 ジョエル・パーキンソン(AUS)14.40
ヒート3: テイラー・ノックス(USA)12.67 ビクター・リーバス(BRA)10.16
ヒート4: ミック・ファニング(AUS)15.33 ルーク・ステッドマン(AUS)12.83
ヒート5: ケリー・スレーター(USA)16.50 エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.23

残りのラウンド4ヒート
ヒート6: ジェレミー・フローレス(FRA)対 C.J.ホブグッド(USA)
ヒート7: タジ・バロウ(AUS)対 ロイデン・ブライソン(ZAF)
ヒート8: ビード・ダービッジ(AUS)対 レオナルド・ネヴス(BRA

現在のフォスターズASPワールド・ツアー・レイティング:

1. ミック・ファニング(AUS) 6470ポイント
2. ケリー・スレーター(USA) 5450ポイント
3. タジ・バロウ(AUS) 5243ポイント
4. ジョエル・パーキンソン(AUS) 4905ポイント
5. アンディ・アイアンズ(Haw) 4741ポイント
6. パンチョ・サリヴァン(Haw) 4062ポイント
7. ダミアン・ホブグッド(USA) 4049ポイント
8. ビード・ダービッジ(AUS) 3692ポイント
9. ディーン・モリソン(AUS) 3658ポイント
10. テイラー・ノックス(USA) 3392ポイント


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