更新日:2007年3月4日 (日) 0:21
 
■ASP WOMEN'S WORLD TOUR■
第1戦ロキシープロ・ゴールドコースト
プレゼンテッド・バイ・サムソン
 

■2007年2月27日―3月11日■スナッパーロックス、オーストラリア■photo:ASP■#1#2■final

■14才のカリッサ・ムーアが女王レインを倒す大金星。


▲ビーチェリー、まさかの敗退
▲14歳のカリッサが女王レインを大差で破った
▲ジェシー・マイリーダイヤー(AUS)
【2007年3月3日土曜日(ゴールドコースト、オーストラリア)】ASPウイメンズワールドツアー第1戦「ロキシープロ」は大会5日目。昨日は会場を移動してウイメンズのメインラウンド開催を試みたが、最終的にウイメンズのエクスプレッション・セッションのみを開催。そして、本日は3-4フィートのスナッパーロックスでウイメンズのラウンド3と今シーズンより正式に毎試合ごとに開催される事が決定したメンズによる国別対抗戦「フォスターズ・サーフ・ショーダウン」が開催された。

今日開催されたウイメンズのヒートの中で、最も注目が集まったのは、7XASPウイメンズ・ワールドチャンピオンのレイン・ビーチェリー(AUS)と14才のワイルドカード、カリッサ・ムーア(HAW)の対戦。女王ビーチェリーは、ラウンド1で破れたムーアにリベンジを果たしたかった。しかし、ビーチェリーは20歳年下のムーアにコンビネーション負けという屈辱的な敗退を喫しイベントから姿を消した。
▲レベッカ・ウッズ(AUS)
▲メラニー・バーテルス(HAW)

ビーチェリーのヒート合計点が9.34だったのに対して、ムーアは1本の波で今日のシングルスコアの最高得点となった9.33をたたき出し、最終的に15.66というスコアを集めて、ビーチェリーを大差で下した。「レインと戦えただけでも光栄なのに、超最高です」とムーアが言った。「彼女は本当に素晴らしい人。だから凄くエキサイトしました」ワイルドカードで出場して2005年のイベント見事優勝した、今シーズンのツアールーキーであるステファニー・ギルモア(AUS)の存在も同じ境遇のムーアには気になるところ。「ステファニーはあのコンテストで物凄いことをやったわ。彼女みたいに出来るかは分からないけど、コンテスト・サーフィンを楽しむつもりです」とコメント。

一方、敗退したビーチェリーは 「彼女は、本当に礼儀正しい女の子よ」と言った。「海から上がった時、彼女は私に『私とサーフィンしてくれて、どうもありがとうございます』。それで私は『私を倒してくれて、ありがとう』って感じ。トップシードであぐらをかいていると予想出来ない14歳のワイルドカードにお尻を蹴飛ばされてしまうわ。カリッサには失う物も無くて、何かを示さなければならないわけでもない。ただ彼女は自信に満ち溢れていた。今日の自分に何があったのかなんて言い訳も何も見つからないわ。」とビーチェリーが言った。

また、今日の午後行われたフォスターズ・サーフ・ショーダウンは、全く新しいフォーマットで行われる国別対抗戦。昨年までのエクスプレッション・セッションに代わるイベントである。オーストラリア、アメリカ、ブラジル、南アフリカ、ハワイ、ルーキーという6チームから成るフォスターズ・サーフ・ショーダウンは、30分の2つのセミファイナルからスタート。それぞれのヒートには3チームが出場。1チームごと2名の選手が同時に海に入り、同時に同じ波にテイクオフしてジャッジからのスコアで競う。ファイナルには、各セミファイナルの上位2つのチームが出場、最もファイナルで素晴らしい演技を行ったデュオに優勝賞金が手渡されるというもの。優勝チームはUS$3,000、2位のチームにはUS$1,000- が贈られる。

そして、記念すべき第1戦で優勝したのは、ルーキーチームのジョシュ・カー(AUS)とジェレミー・フローレス(FRA)。彼等は、ミック・ファニング(AUS)とジョエル・パーキンソン(AUS)のチーム・オーストラリアを抑えての優勝だった。「優勝で来て最高だよ。自分はこの場所でずっとサーフィンしてきたから、ミックやパーコを倒せて凄く嬉しいよ。本当にエキサイトした。ルーキーチームは実力派揃いだから、これからのイベントが非常に楽しみだね」とキャプテンを務めるジョシュ・カー(AUS)が言った。

ロキシープロ・QFファイナルヒート
クォーターファイナル1:エミー・ドナホー(AUS)対レベッカ・ウッズ(AUS)
クォーターファイナル2:メーガン・アブボ(HAW)対カリッサ・ムーア(HAW)
クォーターファイナル3:メラニー・レッドマン-カー(AUS)対シルヴァナ・リマ(BRA)
クォーターファイナル4:ステファニー・ギルモア(AUS)対チェルシー・ヘッジス(AUS)


  ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はwww.aspworldtour.com


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