更新日 : 2007年5月12日 (土) 17:30
 
■FOSTER'S ASP MEN'S WORLD TOUR■
第3戦ビラボンプロ・チョープー
 

■2007年5月4-14日■タヒチ・チョープー■photo:ASP■R1R2■R3■

■ようやくタヒチ再開、カレントリーダーのタジ・バロウ(AUS)R3へ




 
  ■ダミアン・ホブグッド(USA)
 
■現在のワールドナンバー1のタジ・バロウ(AUS)はラウンド3へ
  ■ビード・ダービッジ(AUS)

【現地2007年5月11日金曜日、チョープー、タヒチ】コンディション不良のため、6日間も延期を強いられていたフォスターズASPメンズ・ワールドツアー第3戦「ビラボンプロ・タヒチ」がようやっと再開した。

コンディションは3ー4フィートのグラッシー。朝8時のヒート開始を目論んでいたコンテスト・ディレクターのルーク・イーガンだったが、9〜10時の間にタヒチアン・カヌーレースがラインナップを通過するということで、試合は11時スタート。結局はラウンド2の8ヒートのみが行われた。

コンディションがハードになればなるほど、この波でのスペシャリストとして、ワイルドカードを手に入れたサーファーが活躍するケースが多いチョープー。しかし、今日の3フィートのコンディションは、トップ45のサーファーがワイルドカードを倒すには好都合だった。

 
  ■ビクター・リーバス(BRA)
 
  ■トム・ホイッティカー(AUS)

ダミアン・ホブグッド(USA)は、ローカル・ワイルドカードのヒラ・テリナトファ(PYF)とのヒートで本日の最高トータルスコア17.36をたたき出し、圧倒的な強さを見せてラウンド3へ進んだ。「このヒートをメイク出来て、本当に最高だよ」とホブグッド。「僕達は20分位波を待って座っていたと思うよ。それで自分が2本ほど良いスコアをゲットして、あとは波来るなって祈ってた。このヒートは波が大きいとか小さいとかの問題ではないって分かってた。ヒラは本当に上手くコンピートしてたからね。僕も気合いを入れなくてはならなかった」昨年、テリナトファは第2位となったフレッド・パターチアに破れはしたもののクォーターファイナルまで勝ち上がった。一方、ホブグッドは、2005年のビラボンプロ・タヒチのファイナルで、ケリー・スレーター(USA)に次いで2位でフィニッシュしている。

そして、現在のワールドナンバー1のタジ・バロウ(AUS)は、タヒチのワイルドカードであるマノア・ドーレット(PYF)をスモールサーフで倒した。「波がビッグになると彼は本領発揮する。僕はこのサイズでアドバンテージを取れたんだよ」とバロウ。ミック・ファニング(AUS)とともにフォスターズASPワールド・ツアー・レイティング・リーダーである彼は、ファニングでなく自分自身のムーブメントに集中していることを強調した。「ミックが最初のヒートで勝ったことなど全く気にしていないよ。だってシーズンの前半だし、このイベントも始まったばかり、ヒートごと勝ち上がっていくしかないよね。僕はミックがラウンドをスキップするかどうかに関係なく、僕がサーフィンをする全てのヒートについて考えている−それはあまり同調しないことだね。もし自分が2位に転落しても気にしない。だって1年は長いし、これからいくらだって巻き返せる時間がある。優勝もするつもりだしね。ナンバー1に固執しないよ。最後に1位でいることがいちばん重要だからね」とバロウ。

また、レイティングでファニングとバロウを追従する2位のビード・ダービッジ(AUS)も、ハワイのアンソニー・ウォルシュを倒しラインド3へ。「僕がワールドツアーでワイルドカードとサーフしたのは初めて。アンソニーは驚くべきバレルライダーだよ」とダービッジは言った。「僕はトライアルで彼を見た。彼のサーフィンは信じられなかったよ。今日は小波で全くバレルもなかったからラッキーだったけど、タフなヒートだった。トップ5をキープしたいなら、全ヒート勝ち上がらないとね。だって他の選手はみんな勝つでしょ。僕はこの勢いをキープしたいんだ。」とダービッジ。

そして、今日のベストスコアを叩き出したのはビクター・リーバス(BRA)。彼は本日のファイナル・ヒートで9.67をスコアしフィル・マクドナルド(AUS)を退けた。しかし、2戦連続で最下位の彼は「僕は既に最悪の結果を2つ持っているんだ。もうこれ以上ミスは出来ないんだよ」とコメント。また同じ境遇のトロイ・ブルックス(AUS)もルーキーであるにもかかわらず現在レイティング6位のベン・ダン(AUS)を倒した。ブルックスにとって今回のラウンドアップは今シーズン初だ。「気分的にはコンテストで優勝したぐらいの気分さ。今シーズンで初めてラウンドアップ出来たんだからね」とブルックス。そのほかにミック・キャンベル(AUS)、トム・ホイッティカー(AUS)、ダニー・ウイルス(AUS)もラウンド3へ勝ち進んだ


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