更新日:2007年1月4日 (木) 1:34
 
■ビラボンASPワールドジュニア・
チャンピオンシップ■
 

■2007年1月1日-8日■ノースナラビーン、オーストラリア■photo:ASP■#1#2

■大澤伸幸が大逆転でタウナーを倒し、大村とともにR3へ


▲ジュリアン・ウィルソン
▲エアリアルを決め、大逆転した大澤信幸
▲ダスティ・ペイン(HAW)
【2007年1月3日水曜日、ノースナラビーン、オーストラリア】プロジュニア世界ナンバーワン決定戦「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」は大会3日目。コンテスト会場のノースナラビーンは3フィートと若干サイズを下げ、しかも強いオンショアのコンディションで試合が行われた。そんなコンディションでも選手達は、白熱したヒートを戦った。それもそのはず、今日のラウンド2はサドンデスヒート。彼等には後がない。

ボーイズ&ガールズともにラウンド2が行われた本日のなかでも、昨日のパフォーマンスが嘘のようなトップスコアを叩き出したのはオーストラリアのジュリアン・ウィルソン。昨日のラウンド1での不調から立ち直り、真のパフォーマンスでジュニアチャンピオンを目指す軌道に戻った。

力のない波でも、上手く繋いで何度も見せ場を作ったウィルソンは、同じオーストラリアのジェームズ・ウッドを大差で倒した。「今日はいくつかの波を手に入れる事が出来て、気分がよかったよ」とウィルソン。
▲タマロア・マコーム(PYF)
▲リー・アン・カレン(FRA)

「昨日は最初のヒートだったし、コンディションもストーミーで自分自身を見失ったよ。でも、今日はコンディションも少しクリーンになって、良いサンドバーも見つける事が出来た。彼がトライアルをトップ通過してきたのも見てたから、厳しいヒートになると思っていたんだ。同じオーストラリアの選手を倒すのは気分が悪いけど、最後に勝ち上がれるのは一人だけ。それが自分で良かったよ」とウィルソンが言った。

そして、今日のヒートの中で、おそらく最もビッグなニュースは、オーストラリアのジュニアサーフィンのビッグネームの一人、ローリー・タウナーを日本の大澤伸幸が倒した事だろう。大澤はジャンクで難しいコンディションの中、モンスターウェイブに於いてのパフォーマンスに定評のあるタウナーとシーソーゲームを演じた。そのヒートは本日のベストマッチと呼ばれるものだった。ビハインドで迎えた終了40秒前に大澤は、ショアブレイクまでスピードを殺さず乗り切り、最後はエアーをメイクして、7・67をマーク。大逆転に成功したのだ。「僕は今,最高にハッピーです。この試合は、どのヒートでも勝つのが大変なのに、タウナーに勝てるなんて、最高に嬉しいですよ!」」と大澤が言った。

また、第4シードのオラ・エレオグラム(HAW)を破ったイベント最年少のタマロア・マコーム(PYF)。マコームは、オープニング・ライドでハイスコアの9.17を叩き出してショーを一人占めした。タヒチにある自宅のバックヤードにワールドクラスのチョープーを持つ彼は、ずっと好調さをアピールしており、今日の難しいコンディションでラウンド3へ勝ち上がれた事を喜んでいた。「コンディションは昨日同様にハードだった」とマコームが言った。「波は、本当に柔らかくて難しかった。自分の地元と比べると寒いし、勝ち上がれて嬉しいよ。プレッシャーはかなりあるよ。このイベントの全ての選手が素晴しいサーファーだからね。」とコメント。

今日のラウンド2の日本勢は,ボーイズではお伝えしたように大澤が踏ん張りを見せたが、その他の、萩原周、中村昭太、高橋健人はここで敗退。ガールズの大村奈央はなんとか2位でラウンド3へ生き残った。コンテストディレクターのルーク・イーガンが明朝、ゴーサインを出せばラウンド3がスタートする。これでラウンド3に残った日本人は、田中英義、大澤伸幸、橋本小百合、大村奈央。しかし、ラウンド3のヒート2で田中と大澤がマンオンマンで激突する事となってしまった。結果として、どちらかの日本人がラウンド4へ勝ち上がる事にはなるが、日本期待の上位入賞が可能な両選手だけに残念だ。一方、ラウンド3へダイレクトで勝ち上がったガールズの橋本は、あのステファニー・ギルモアとマンオンマン対決。ボーイズもガールズもラウンド3のマンオンマンでは精一杯のサーフィンを見せてもらいたい。がんばれ日本。



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更なる情報はASPのオフィシャルサイトで。http://www.aspworldtour.com/



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