【現地2008年9月9日火曜日、サンクレメンテ、カリフォルニア】ASPワールドツアー第7戦「ブーストモバイル・プロ・プレゼンテッド・バイ・ハーレー 」は大会2日目。ラウンド2とラウンド3の最初の4ヒートが行われ、世界2位のジョエル・パーキンソン(AUS)、ASPワールド・ツアー・ルーキーのデーン・レイノルズ(USA)とジョーディ・スミス(ZAF)といった選手はビッグエアを決めて、ブーストモバイル・プロ・タイトルに一歩近付いた。
今日の最終ヒートで、パーキンソンは同じオーストラリアのダン・ロスとのヒートをかなりリードしていた。彼は終了間際にメイク出来そうも無いビッグ・エアを決め、9.93をマークしラウンド4のスポットを手に入れた。彼はイベント最高得点の18.83もマークしている。「非常に多くの良いエア・セクションが、そのヒートにあった。だから僕はヒート前半にエアをやりたかったんだけど、ヒートに勝つことを考えたんだ」とパーキンソンが言った。
「その最後の波にも良いエア・セクションがあった。それで飛ぶしかないと思ったのさ」パーキンソンは2004年にブーストモバイル・プロで優勝した。しかし、その後しばらく優勝をしていない彼は、間違いなくトラッソルズで勝利を狙っている。ASPナンバー1のケリー・スレーターの後にいるパーコ。彼がここで良い結果を出せるなら、パーキンソンはスレーターを失速させることができる。ビッグ・エアリアルを彼の十八番であるカーヴィング・ターンに加えることがカギとなるかもしれない。
「トラッソルズは多分、世界一のハイパフォーマンス・ウェイブだろう」とパーキンソンが言った。
「スウェルはある。波は良い。誰でもエアを決めるチャンスはあるのさ。一度でも、ジョーディ(スミス)やデーン(レイノルズ)のようなパフォーマンスをすると、誰でもバーを上げ続けなければならない気になるのさ。そんなことは考えないようにしているけど、天性のようなものかな」
■デーン・レイノルズがベストスコア9.97をマーク
レイノルズはイベントのベストシングルスコアとなる9.97をマークし、ディーン・モリソン(AUS)を下しラウンド4へ勝ち上がった。レイノルズは、物凄いクリティカル・ターンとカーヴィングと、波のトップでビッグな360エアでハイスコアをゲットした。「僕は、波がそんなに良くなるとは思わなかった」とレイノルズが言った。
「ディーンは、僕にそれが欲しいかどうか尋ねていたんだ。僕は、それは肩があり過ぎると思っていた。でもトライしてみようと考えて,その波に行った。そうしたら、それはインサイドまで本当によくラインナップしたんだ。
このヒートで僕はエアがしたかった。楽しんでいるだけなんだけど,それが唯一ヒートを勝ち上がる方法のようだね。それが自分に上手くいったみたい」
レイノルズは昨年ワイルドカードとして、ラウンド4まで勝ち進んだ。そして、彼が現在のフォームを維持すれば、昨年の結果を簡単に上回る事が出来そうである。「基本的にここの波は,世界で最も簡単にサーフィン出来る波だよ」とレイノルズが言った。「僕は誰でも、かなり快適に見えると思う。「ハイパフォーマンス・サーフィンに限っては、自分がしていることをディスプレイするのは本当に簡単なんだ」
■ワイルドカードのニコルがアンディを倒す
今回のワイルドカードの一人,ヤデン・ニコル(AUS)も、ラウンド3に勝ち進むために3XASPワールド・チャンピオンのアンディ・アイアンズ(HAW)を倒した。今年フィジーでスポットを手に入れ,ASPワールド・ツアー・イベントでワイルドカードとしてサーフィンするのがこれで3度目のニコルは、彼の得意なエアリアル・マニューバーでアイアンズを下した。
「あなたがそれに行かない限り、あなたはスコアを手に入れることにならない。僕はそのようにサーフィンをするのが好きなんだ。かなり満足だよ」とニコルが言った。「ワイルドカードにとって、どんな結果でも、かなり大きいもの。そして、どのように勝ったかにストークした。僕は、より良いスタートを手に入れたかっただけ。アンディは彼が欲しかった波を見つけられなかったんだと思うよ」。ニコルは、ラウンド3のヒート9でASPワールド・チャンピオンに君臨しているミック・ファニングと戦う。
ブルース・アイアンズ(HAW)は、インドネシアで行われた前回のASPワールド・ツアー・イベントに勝って、今回もアリツ・アランブールー(EUK)を打ち砕き、その勢いを維持した。「僕のラウンド1のヒートと比較して本当に良かった」とアイアンズは言った。アイアンズは2008年がツアーに関する彼の最後のフルタイム・トリップであると言った。しかし、彼のコンペティティブエッジは、これまでより鋭いようである。「確かに、勝つことがカギだね」とアイアンズが言った。「でも、僕の最後の年なので、僕はそれを楽しんでいるのさ。僕は結婚して子供がいるので、いろいろなことが最高なんだ」ファーストコールは明朝7時。ラウンド3が再開する時,ヒート5のベン・ブルジョア(USA)対ボビー・マルチネス(USA)をフィーチャーするヒートからスタートする。
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