【現地2008年8月1日金曜日、インドネシア】ASPワールドツアー第6戦「リップカールプロ・サーチ」はメイン会場に戻り、31日に6フィートのコンディションでラウンド2のヒート10までを消化。翌日は4フィートにサイズダウンしたもののロータイドを待って午後2時からラウンド2の残りの6ヒートを行った。 大会2日目にラウンド2を戦わなければならなかったビード・ダービッジ(AUS)。現在のASP3位の彼は、ワイルドカードのオーエン・ライトを下した。素晴らしいフォアハンドのバレルを手に入れたライトは、印象に残る9.63をいきなりマーク。ダービッジは、直ちにパワフルなバックハンドで9.63をマークし対抗した。「目の前で素晴らしいバレルを手に入れるオーエン(ライト)を見た僕はやられると思ったよ」とダービッジが言った。「それから、あの波が来たんだ。自分はただ出来るだけ長くレールを掴んでいるだけで、それでチューブをメイクして、スコアをゲットしたんだ。最高だったよ」
昨年ASPワールド・ツアーを5位で終えたダービッジは2008年のタイトル争いに残っている。そして、彼の現在のレイティン3位というポジションを維持するためにエクセレントな結果を目指す。「僕にとって本当に楽しい1年だね。僕が本当に安定した成績を続けられたよ」とダービッジ。「僕はタヒチで少しつまずいたけど、まだ試合は残っているからね。インドネシアは素晴らしいよ。波は本当によかった。うまくいけば、もう一つの良い結果を残せるかもしれないよ」 現在の世界9位にラキングされているボビー・マルチネス(USA)は、素晴らしいチューブライディングを見せた。そして、ケリー以外で2008年にASPワールドツアーイベントで優勝した唯一のサーファーである危険なワイルドカード、ブルーノ・サントス(BRA)を倒した。「ブルーノ(サントス)は、この種の波では本当に危険なんだ」とマルチネスが言った。「バレルになるレフトハンダーで、彼は何をすべきかについて知っている。この波は見た目ほど簡単ではないね。でも素晴らしいバレルがある。このヒートを勝ち上がれてうれしいよ」 現在10位のエイドリアン・バカン(AUS)は、今日のコンディションで際立っていた、もう一人のグーフィー・フッターだった。彼は17.90をマークして2008年のルーキー・ダン・ロス(AUS)を下した。「僕は、ここが好きなんだ。自分の第3のホームのように思っている」とバカン。「僕は家族と一緒に子供の時から、ここに来ていた。波は最高だよ」。 深いチューブライドと、美しいフォアハンドのカーヴィングで最高ヒートスコア17.33をマークした、レーティングが現在の22位のフレデリック・パターチア(HAW)は、レオナルド・ニーヴス(BRA)を破った。「凄く潮が引いていたんだけど、このコンディションが自分のサーフィンにピッタリと合っていたんだ」とパターチアが言った。「あのヒートでは最高の波をピックアップ出来たと思う。その波はいい感じに開いて、自分に最高のパフォーマンスをさせてくれた。ラウンド2を勝ち上がれて嬉しいよ。この後もイベントを楽しみにしている」 現在34位のダニエル・ウィルス(AUS)は午後の激戦となったラウンド2を生き残った。そして、ルーキーのデーン・レイノルズ(USA)は早くもイベントから姿を消した。ヒート終了間際に、ウィルスはインターフェアをレイノルズから引き出すため、プライオリティー戦術を使用した。そして、レイノルズのトリプル・バレルは無効になった。「誰も、そんな風にヒートに勝ちたくはないよね。でも、それが試合なんだ。」とウィルス。サーフラインの波予報によれば、今晩から明日にかけてサイズアップが見込まれており、明朝7時のファーストコールで、7時半スタートの可能性がある。
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