30フィートのザトウクジラも現れ、スミスをサポートするローカルに加わった。「クジラが自分の次からのヒートでも近くにいてくれると良いな」とスミスが言った。「セットが来たときに、ちょうどそこにクジラがいて、また会えたら嬉しいね」また、彼の最大のライバルである同じルーキーのデーン・レイノルズ(USA)が今日のラウンドで敗退。ASP新人王レースにおける彼とのギャップを埋めるチャンスがスミスに回ってきた。現在レイティングはレイノルズが16位でスミスが19位だ。「デーンは素晴らしいサーファーだよ。でも僕は自分自身のことをしようとしているだけ」とスミスが言った。「彼が早くに負けたことは、少し不運だね。僕は、実際に彼が勝ち上がるのを見たかった」
レイノルズは、今日の2番目に高いスコアリング・ヒートで、ブラジルのヘイター・アルヴェスに破れた。アルヴェスは16.66対13.83でレイノルズに勝った。レイノルズが今年最下位となったのは初めての事である。「僕は最高にハッピーだよ」とアルヴェスが言った。「ヒートで2つの8ポイント? 信じられないね。僕にとって、ここは快適さ。この波が好きなんだ」。
また、今大会2本目のパーフェクト10は、ボビー・マルチネス(USA)によってスコアされた。あの深いバレルをメイクしたマルチネスの波が今日のナンバーワンだったのは間違いない。「それは怪しい波だった。テイクオフしたら、太陽が目に入ってきて何も見えなかったんだ」とマルチネス。「自分がなぜバレルを狙ったかさえ、よくわからない。旅全体でもバレルなんか皆無なのに、でもそれは起きたんだ。あのような波を手に入れて運がよかった...
あれはきっと誰かから送られて来た波だと思うよ」。
そして、アンディ・アイアンズ(HAW)も、ワイルドカードを下しラウンド3へ勝ち進んだ。しかし冷たい水が彼にとって問題であったことを明らかにした。「良い波を選ばなければならない。それが最近の自分にはタフなんだ」とアイアンズが言った。「僕は、ひどい寒さと戦っていた。僕はこれの前にバリに行っていたんだ。それが最悪だったと思う。ここでサーフィンするモチベーションが上がらないんだよ。コンテストの前に一度、サーフィンしただけで、それ以来ヒートでサーフィンするだけさ」。
一方、パスポート問題のため彼のラウンド2の出番までに試合会場に到着することができなかったパンチョ・サリヴァン(HAW)。対戦相手だったベン・ブルジョア(USA)が不戦勝。ブルジョアは、試合が再開されるとき、世界チャンピオンのミック・ファニング(AUS)とのヒートのために、その節約されたエネルギーを使う。
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