写真:好調なスミス
そんな中で、南アフリカのロイデン・ブライソンは、今日最大の勝利者で、バレルライダーとして知られるダミアン・ホブグッド(USA)を素晴らしいチューブ・ライディングで19.37対17.26で破った。「本当に最高だった」とブライソンが言った。「信じられなかったね。波が良くて、タイドがバッチリなときにサーフするチャンスを手に入れ、しかもダミアンと一緒の僕のヒート。すべてが揃っていた。我々はどちらも良い波を手に入れた。そして、僕が彼より良い波を選んで幸運だったのさ」。ブライソンは、キャリア初のパーフェクト10をスコアし、そのあと更に9.73をマーク。8.83と8.43のスコアを持っていたホブグッドをコンビネーションに追い込んだ。
「それは少しぼやけているけど、幾分スローな波全体を見て、テイクオフから最初のセクションに入ったのを覚えているよ。それは止まっているようだった。そこからチューブの中をどんどん突き進んで、一回ターンしたと思う。それから、もう一度小さなバレルをゲットしたのさ」今年ツアー2年目の彼は、現在レイティング34位。年末にはトップ27のサーファーのみが来年度のツアー参加資格をゲット出来る。ブライソンは、まだラウンド3から勝ち上がった事がなく、ASP-WQSでワールド・ツアーのバックアップをしていない。「今、僕は泡の上にいるようなもの。いくつかのヒートをメイクしたいと思うだけさ」とブライソンは言った。「僕は今年うまくやれなかった。だから今はリクオリファイに挑むだけ。そして、必ず来年もツアーにいるつもりさ」。
南アフリカのジョーディ・スミスは今日、光りを放った。そして、トップスコアのブライソンに次ぐの第2位のヒート合計をスコアした。
昨日のラウンド1を第3位で終えたスミスは今日、同じルーキーであるジェイ・トンプソン(AUS)を打ち砕くことによって早期敗退から逃れた。
「僕は今年、最初のヒートの全てで失敗していたんだ。次のラウンドに勝ち上がれて本当に嬉しいよ」とスミスが言った。「波が今日のようなコンディションをキープして、素晴らしい波で戦えたらいいね。あのヒートでは14本の波を捕えたんだ。運良く僕は良い波を掴んで、グッドスコアを手に入れる事が出来てラッキーだったよ」。ブライソンとスミスがラウンド2で成功したのに対し、同じ南アフリカのトラヴィス・ロギーとリッキー・バスネットはイベントから姿を消した。彼等のレイティングはWQSのバックアップなしで39位と45位。彼等が2009年のASPワールド・ツアーにいる可能性は低い。
ハワイのフレッド・パターチアは、再び彼のチューブ・ライディングの腕前を披露した。パターチアは今年、インドネシアのバレル・ウェイブで行われたコンテストでブルース・アイアンズ(HAW)に次いで第2位でフィニッシュした。「実を言うと、僕がそんなに素晴らしいサーフィンをしたように感じなかったんだ。プルインして、まっすぐ行くことは簡単だからね」と9.5のハイスコア・ライドについて言った。「僕はいくつかのバレルをゲット出来れば良いなって思っていたんだ。そして、我々はゲット出来た。ムンダッカは、そんな場所なんだ」。
世界4位のエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は今日、2度ヒートを戦った。ラウンド2でビラボン・プロ・ワイルドカードで地元のマルコス・サン・セグンボを、ラウンド3で同じブラジリアンのジハード・コードルで打ち砕いた。「僕は、自分が出来る限り高いポジションを手に入れたいんだ」とデ・スザが言った。「昨年、僕はかなり悪くて28位でフィニッシュをした。
自分のホームである次のブラジルでは多くのサポートがある。だから、その前にここで良い結果を残しておきたいんだ」
また、地元バスクのサーファーであるアリツ・アランブールーも、ラウンド2でクリス・ワード(USA)を倒し、ラウンドアップを果たした。彼は足首の負傷のためにルーキー・シーズンの半分を棒に振った。「僕は一年中、このコンテストを待っていた」とアランブールーが言った。負傷したから、このイベントには、より良い結果を望んでいた。怪我は問題ないから、次のラウンドを見ていて欲しい。僕にとってはここで良い結果を残す事が重要なんだ。僕を支えてくれている人たちへの恩返しとしてね」。
コンテストのネクストコールは明朝8時。コンテストが再開されれば、スレーターは、ヒート8で、バスクのワイルドカード・エネコ・アセロに対してサーフィンをする。もしスレーターがそこで勝てば、彼は9回目のASPワールドタイトルを決める。
コンテスト・オフィシャルは明日再びデュアルヒートでの開催を考えている。そして、スレーターとアセロがパドルアウトするのは、コンペティション開始後1時間20分後だ。
写真:地元バスクのサーファーであるアリツ・アランブールー
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