写真:ケリー
今年の最初の7戦で5勝をあげ、前回のフランスでは2位。そして、このムンダッカでラウンド4まで勝ち上がっている。スレーターは現在まで彼の最も成功したシーズンの記録を塗り替える事の出来るトラック上にいる。2008年のスレーターの勝率は、現在89パーセントである。「僕は今年、凄く、くつろいでいると感じた」とスレーターが言った。「多分、それは自分の私生活のせいなんだろう。僕の人生の最大の変化である。僕はハッピーで落ち着いている。そして、僕はいろいろサポートしてもらっていて、それが信じられない感じなんだ。他に何も変化はなかった。ちょっとだけ、あちらこちらで、自分の板で働いてた。そして、いつも心と感情に取り組んでいたけど、何かが今年、ちょうど、その部分をクリックしたんだ」。
1992年に初のASPワールドタイトルを獲得して、1994年から1998年まで5年連続でタイトルをとった。そしてスレーターは26才で、燃え尽きたこととモチベーションの欠如を引き合いに出して、セミリタイアをした。彼は、2003年にフルタイムでツアーに戻って、その同じ年にアンディ・アイアンズ(HAW)との悲痛なタイトル争いに負け、2005年まで王冠を取り返すことができなかった。スレーターは、2006年の8度目のタイトを獲得し、2007年はレイティング3位でフィニッシュ。そして今日、再び9度目のASPワールドタイトルを獲得した。
「ミックが昨年勝ったとき、僕は彼のために明らかに本当にストークした」とスレーターは言った。「僕は、ミックが世界タイトルを取るということを昨年の最初のコンテストから分かっていたよ。彼は本当に集中していた。そして、彼には精神的にも感情的にも、じゃまするものは何もなかった。彼は僕に『我々は、あなたにツアーに居てもらいたい』という文を送った1人である。たとえ彼がツアーで最もタフなコンペティターであっても、彼はいつでも親友だし、僕はミックをかなりリスペクとしているよ」。
スレーターが94年から98年まで続けて5つのタイトルを獲得し、関心を失った。それから7度目と8度目の世界タイトルを獲得した直後にも彼は、再び引退をほのめかした。世界で最も装飾されたサーファーが、それに対する魅力を失うのは、連続でタイトルを獲得することにあるのかもしれない。「そうではないよ。連続でタイトルを獲得することは物凄く快い」とスレーターが笑って言った。「今から連続の世界タイトル獲得が始められるなら、それはかなり素晴らしいね。もっとも、誰だって前の年に負けた後に、勝てたら嬉しいはずだよ。
アンディだって、ミックだって、C.Jだって、みんなそうだと思う。
彼らは、再びそれに勝つことが、どれほど素晴らしい事かを間違いなく語ると思う」
ケリー・スレーターの完全なバイオグラフィと経歴詳細は、www.aspworldtour.com/kellyslaterをご覧ください。
ケリー・スレーターが保持するASPレコード:
最多世界タイトル:9回(2008、2006、2005、1998、1997、1996、1995、1994、1992)
最多ASPワールドツアー勝利数:39勝
最年長世界チャンピオン:36才(2008)
最年少世界チャンピオン:20才(1992)
最高ヒートトータルスコア:20点満点(2005)
1シーズンでの最多勝利:1996年の7勝
コンテストは最終的にラウンド4までが終了。明日がファイナルデイとなる可能性が高い。クオーターファイナルは、ヒート1:
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対
ジョエル・パーキンソン(AUS)、ヒート2:
エイドリアン・バカン(AUS)対
トム・ホイッティカー(AUS)、ヒート3:
タジ・バロウ(AUS)対
C.J.ホブグッド(USA)、ヒート4:
ビード・ダービッジ(AUS)対
ルーク・ステッドマン(AUS) といった顔合わせ。ワールドチャンピオンになったばかりのケリーは、ラウンド4で満点を出したトム・ホイッティカー(AUS)に破れている。
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