「潮がかなり上げて来ているのを知っていたから、僕は早く2、3本の波を捕まえようとしていたんだ」とバロウが言った。「僕は、壁になる波だったら何でも素早く捕まえて、スコアをゲットするために自分の出来る限りハードにサーフィンをしたかった」彼の対戦相手は、フランスのミッキー・ピーコン。バロウのアタックをかわすだけの波を見つけることが出来なかった。「いくつかビッグスコアをゲット出来て最高だった。最後は波がトロくなってしまったからね」 バロウのハイスコアで、数ヒート前のジョディ・スミスの19.03が影に隠れてしまったが、9.33と9.70の素晴らしいスコアでトップ10サーファーのボビー・マルチネス(AUS)を打ち砕いた。「いつもボビー(マルチネス)とサーフィンをする選手は誰でも彼を恐れると思うんだ。彼はツアーにおけるギャングみたいな存在だからね」とスミスがジョークを言った。「このヒートは自分なりの戦略を持って挑んだ。それが上手く行ったのさ」スミスはラウンド4で2003年のクイックシルバー・プロ勝利者ディーン・モリソン(AUS)と対戦する。「ディーンは、本当に驚異的なサーファーさ」とスミスが言った。「彼は前にこのイベントでも優勝しているし、ローカルだからね。簡単には行かないよ」そのモリソンは、スミスの前のヒートでアメリカ最新のスーパースター、デーン・レイノルズを下した。もし、このヒートでレイノルズが勝っていたら、スミスとレイノルズという今最も注目を浴びているルーキー同士の対決が実現するはずだった。 また、ケリー・スレーターとアンディ・アイアンズという元ワールドチャンピオンの二人は今日素晴らしいフォームを見せた。8XASPワールド・チャンピオンのスレーターは17.93という高得点でブラジリアン・ルーキーのヘイター・アルヴェスを倒した。ラウンド4でスレーターはエイドリアーノ・デ・スーザと当たるが、次のコンテストの予定ははっきりしていない。「ある種の計画は持っていなくてはと思うけど、何が正解であるか考えていて、今はちょっと迷っている。この数週間でそれを判断するつもり」とスレーターが言った。「現段階で、僕はベルズへ行いかない。もし僕がベルズへ行かないならば、次のイベントがどこになるか、わからない」とスレーターが言った。そのコメントに対して「僕は信じないね」とアイアンズが言った。「僕はそのコメントを5回ぐらい聞いているから、絶対に全てのイベントに出場すると思っている。というよりも、彼には残って欲しいね。ツアーとサーフィン界には大切な人だから。彼は僕に多くの事を与えてくれる。彼は自分のモチベーションで、自分のベストを尽くさせてくれる。だから、彼がリタイヤしないことを願っているよ」とアイアンズ。スレーターとアイアンズがともにラウンド4を勝ち上がると、クオーターファイナルで二人は対戦することになる。彼等は2006年のパイプラインマスターズのファイナル以来対戦していない。 スナッパーのコンディションが悪化するまで、ラウンド4の2ヒートが行われ、ローカルのビード・ダービッジ(AUS)とジョエル・パーキンソン(AUS)がクオーター進出を決めた。試合が再開される時、ルーキーのジョディ・スミス(ZAF)と元クイックシルバー・プロ勝利者ディーン・モリソン(AUS)のヒートから開始される。そして、ASPワールド・チャンピオン・ミック・ファニング(AUS)、ワールドナンバー2のタジ・バロウ(AUS)、ASP新人王のジェレミー・フローレス(FRA)といったサーファー達のヒートが待ち構えている。
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