更新日: 2008年5月15日 (木) 17:04
■ASP MEN'S WORLD TOUR■
第3戦ビラボンプロ・タヒチ
pres. by Air Tahiti Nui
■2008年5月8-18日■チョープー、タヒチ■photo:ASP COVERED IMAGES■バックナンバー■#1#2■#3■#4

■ケリー・スレーター、タジ・バロウまでもワイルドカードに破れる。
 
■マノア・ドローレット(PYF)
 

■ デーン・レイノルズ(USA)
■ブルース・アイアンズ(HAW)  
【現地2008年5月14日水曜日、チョープー、タヒチ】ASPメンズ・ワールドツアー第3戦「ビラボンプロ・タヒチ」は7日目。昨日同様の4-6フィートのコンディションでコンテストは再開。8度のASPワールドチャンピオンであるケリー・スレーター(USA)と昨年のワールドナンバー2のタジ・バロウ(AUS)がラウンド3でワイルドカードの餌食になる大番狂わせが起きた。

昨日、大逆転でワールド・チャンピオンに君臨するミック・ファニング(AUS)を倒したブルーノ・サントス(BRA)は、ヒート前半に8.33をマークすると、一度もトップの座をバロウに譲る事なく勝利を手にした。「ベストサーファーとサーフして、彼らを打ち砕くなんて最高だよ」とサントス。「このヒートは、昨日の僕のヒートとは全く違っていた。僕は、最初にビッグ・スコアを手に入れ、プライオリティーをゲットして、それから、もう一つのビッグ・スコア9.27を手に入れた。本当にハッピーだよ。この調子でファイナルまで行きたいね」
 
■ロイデン・ブライソン
 
    ■C.J.ホブグッド


そして、昨日のラウンド1でスレーターとC.J.ホブグッドを抑えトップ通過を果たしたローカル・サーファーのマノア・ドローレット(PYF)は、終了間際にヒートのベストウェイブ9.83を捕えたスレーターを14.00で倒した。「ケリー・スレーターを負かすのと同じように、コンテストで優勝するのは、さらに良いだろうね」とドローレット。「最初にベストウェイブを手に入れたとき、僕はラウンド1と同じように幸運に手に入れた。僕はリードして、よりリラックスすることができた。あまり多くの波がヒートの終わりにはなかったから彼は何もすることが出来なかったんだ」。

スレーターは優先権を持っていたドローレットの波にパドルしたため、プライオリティー・インタフェア・ペナルティーとしてベスト2ウェイブの2本目がカウントされなかった。しかし、スレーターの2本目がカウントされたとしても、僅かにドローレットには追い着けなかった。「たぶん1回のパドルを叩き過ぎたんだ」とスレーターはインターフェアについて言った。「マノアがそれを捕らえないと判断したんだ。そして僕は少なからず明らかにパドルした。そして遅過ぎた。ミスだったね。この場所でインターフェアして逆転出来るチャンスは無い」とコメント。

スレーターは、17位タイでフィニッシュにもかかわらずビラボンプロ・タヒチ後のレーティングでナンバー1を保持する。彼の最も脅威なサーファーは、まだ勝ち続けているアンディ・アイアンズ(HAW)とジョエル・パーキンソン(AUS)である。二人は今世界6位につけている。「見守るしか無いね」とスレーターが言った。「タジが負け、ミックも落ちたのは、1年の全体を見るなら、自分にとって良かったよ」とスレーター。「これは追いつく機会をアンディとパーコに与えるね。でも、5位に一番チャンスがあると思う。 彼らは互いをノックアウトするからね。それはビードだよ。ビードの行方を見ていたい。これは彼の強い波でないが、彼は良い結果を手に入れるかもしれない」。

とはいえ、そのダービッジもラウンド3でクリス・ワード(USA)に破れ、満点ライドのティアゴ・ピレス(PRT)もインタフェアでパーキンソンに負けた。同じくレオナルド・ニーヴス(BRA)もパーフェクトライドをマークしたにも関わらず、ブルース・アイアンズ(HAW)に破れた。また、本日の最高ヒートスコアで勝ち上がったのは、2004年のビラボンプロの勝利者であるC.J.ホブグッド。彼は9.97と9.67の合計19.64を記録した。ASPルーキー同士の対決となったデーン・レイノルズ(USA)とジョディ・スミス(ZAF)は、レイノルズに軍配が上がった。ビラボンプロ・タヒチは残り17ヒート。コンテスト・オフィシャルは現地時間で明日午後4時までにコンペティションを終えることを望んでいる。

残っているビラボンプロ・タヒチ・ラウンド3:
Heat 15: ボビー・マルチネス(USA)対 ミッキー・ピーコン(FRA)
Heat 16: テイラー・ノックス(USA)対 ブルース・アイアンズ(HAW)
ビラボン・プロ・タヒチ・ラウンド4:
Heat 1: アンディ・アイアンズ(HAW)対 ルーク・ステッドマン(AUS)
Heat 2: デーン・レイノルズ(USA)対 ジョエル・パーキンソン(AUS)
Heat 3: ディーン・モリソン(AUS)対 エイドリアン・バカン(AUS)
Heat 4: トム・ウィッタカー(AUS)対 マノア・ドーレット(PYF)
Heat 5: ブルーノ・サントス(BRA)対 ティム・レイズ(USA)
Heat 6: カイ・オットン(AUS)対 エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
Heat 7: クリス・ワード(USA)対 C.J.ホブグッド(USA)
Heat 8: TBA

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