更新日: 2009年7月2日 (木) 20:43
■ASP MEN'S WORLD TOUR■
第4戦ハングルーズ・サンタカタリーナ・プロ
■2009年6月27日-7月5日■サンタカタリーナ、ブラジル■バックナンバー■

■タフなコンディションのなか、トップシードが順当に勝ち上がる。


ラウンド3のトップスコアラー、エイドリアーノ・デ・スザ(BRA),Credit: ASP/ CI/ CESTARI via GETTY IMAGES

 

【現地2009年7月2日木曜日 インビチュバ、サンタカタリーナ、ブラジル】ブラジル南部に位置するサンタカタリーナ州のインビチュバで開催中のASPメンズ・ワールド・ツアー第4戦「ハングルーズ・サンタカタリーナ・プロ」が再開。チャレンジングな3〜4フィートのメイン・サイトであるプライア・ビラでラウンド3が行われた。コンテストは、ウエイティング・ピリオド初日の6月27日と28日にラウンド2までが続けて行われたが、そこからコンディション不良のため延期を強いられていた。そして本日行われたラウンド3で、トップシード選手が素晴しいパフォーマンスを見せ、ラウンド4へ進んだ16人のサーファーのうち、現在のASPトップ10の7名が勝ち上がった。

2004年のASPワールド・ジュニア・チャンピオンで現在のASP第5位のエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)は、センセーショナルなフォームで強烈なレフトハンダーをコントロールし、今日のベストヒート・トータル16.20を手に入れた。「まだ波はかなり難しいね。でも良いレフトが来ていて、2つのハイスコアリング・ウェイブを見つけることができたんだ」とデ・スザが言った。「グレッグ(エムズリー)は、危険なコンペティターで、良いスコアを出してくる。だから、自分の最高レベルのサーフィンをしなければならないと思っていたんだ。サーフボードの調子が良いし、このラウンドを勝ち上がれて凄く自信が持てたよ」。ラウンド4に勝ち上がった彼は、このブラジルでの6シーズンのなかでベストリザルトを手に入れた。ヘイター・アルベス(BRA)、ネコ・パダラッツ(BRA)といった仲間が敗退するなか、唯一のブラジリアンとなってしまった。

そして、9XASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ベン・ダン(AUS)とのラウンド3に勝ち、サーフボードの実験を続けることとなった。というのも、今回のラウンド2で使用していた非対称のクアッドフィンをはじめ、ここ数ヶ月でコンペティション用のサーフボードの限界を広げてきたケリー自身がシェイプするサーフボードは、サーフィン業界全体の注目となっているのだ。

「波乗りをするたびに毎回、新しいボードに乗っているようだよ」とスレーターが言った。「この使用したボードは、エポキシのスワローテイルで、このコンディションでは本当に調子が良いね。コンテストが無い日に、友達と一緒にぶらぶらしていたんだけど、結構楽しいサーフィンが出来たんだ。ほとんどクルージングしているだけだったけど、いくつかのサーフボードをテストした。今シーズンは確かに望んだ結果ではないね。でも多くのことが起きるべくして起きているんだよ。ワールドタイトルの勝つ見込みでさえね。しかし、それが僕にこのイベントでプレッシャーを無くしてくれたんだ。ヒートで結果を出すことより『ぶち壊し屋』をプレーするのを目指しているんだ。ヒートを勝ち上がれて嬉しいけどね。既にラウンド4は今シーズンの自己ベストだから、明日はどうなるか見ていて欲しい」スレーターはラウンド4で現在のASP第8位のトム・ホイッティカー(AUS)と戦う。

昨年のブラジルの優勝者であるビード・ダービッジ(AUS)は、ASPドリーム・ツアー・ルーキーのミシェル・ボウレズ(PYF)とのラウンド3を生き残った。「コンディションはかなりタフだった。ミシェル(ボウレズ)は、自分がスコアを手に入れる前に、かなり強烈なスタートを見せていた」とダービッジが言った。「彼には昨年フランスでやられたから、リベンジ出来て良かったよ。彼は強烈なサーファーさ。このコンディションは最も危険だ。自分的には良い感じでサーフィン出来ている。ここブラジルで良い結果を残して、勢いに乗りたいね」とコメント。

イベント主催者は、明朝午前7時にファーストコール。午前7時30分よりファイナルデイのスタートを目指す。

 

予定されているハングルーズ・サンタカタリーナ・プロ:ラウンド4

ヒート1:ビード・ダービッジ(AUS)対ダミアン・ホブグッド(USA)
ヒート2:ジェレミー・フローレス(FRA)対エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)
ヒート3:ボビー・マルチネス(USA)対ダスティン・バルカ(HAW)
ヒート4:ケコア・バカルソ(HAW)対ジョエル・パーキンソン(AUS)
ヒート5:タジ・バロウ(AUS)対ティム・レイズ(USA)
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)対トム・ホイッティカー(AUS)
ヒート7:C.J.ホブグッド(USA)対ミック・キャンベル(AUS)
ヒート8:ミック・ファニング(AUS)対クリス・ワード(USA

 


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