更新日: 2009年3月2日 (月) 17:30
■ASP WOMEN'S WORLD TOUR■
第1戦ロキシープロ
ゴールドコースト・pres. by LG Mobile
■2009年2月27-3月11日■ゴールドコースト、オーストラリア■バックナンバー■#1#2

■ロキシー・プロ・ゴールドコースト初日はルーキーが大活躍。


写真:ルーキーである18歳のサリー・フィッツギボンズ(AUS)。

【現地2009年3月2日月曜日、クーランガッタ、オーストラリア】ASPメンズワールドツアーの開幕戦である「クイックシルバープロ・ゴールドコースト・プレゼンテッドバイ・LGモバイル」と同時開催の、ASPウイメンズワールドツアーの開幕戦である「ロキシープロ・ゴールドコースト・プレゼンテッドバイ・LGモバイル」が2フィートのヂュランバーでスタート。ラウンド1が終了した。

  昨日は、男女ともコンディション不良のため開催が見送られ、本日女子のラウンドのみ開催されることとなった。2009年のASPウイメンズ・ワールドツアーは全8戦。その開幕戦である今回のロキシープロには世界中のサーファーが注目する。今シーズンは、近年進んでいる世代交代に拍車をかけるように、注目の若手サーファーがクオリファイしていることも注目を集めている要因の一つともいえる。そして、2XASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンであるステファニー・ギルモア(AUS)の圧倒的な強さに加えて、その注目のASPドリーム・ツアー・ルーキーたちは、ビーチブレイクのコンディションをフルに活用し、6ヒートあるラウンド1のうちの4ヒートで勝利を勝ちとった。

今シーズン、3年連続でASPウイメンズのワールド・タイトルを目指すギルモアは、ラウンド1のヒートでロザンヌ・ホッジ(ZAF)と、トライアル勝者のアシュリー・スミス(AUS)を簡単に片づけ、ヒートをコントロールした。「今朝のコンディションはかなりハードだったわ。本当に小さかった」とギルモアが言った。「この2週間、ゴールドコーストの波は、ずっと良かったので少し期待外れ。でも楽しめたわ」。イベント期間の波浪予報では挑戦的なコンディションが予測されており、ロキシー・プロ・ゴールドコーストが様々な会場で開催される可能性が大きくなっている。しかし、多くのローカル・ブレイクを熟知するギルモアのローカルナレッジは、彼女に大きな自信を与えているようだ。「ゴールドコーストなら、どんな波でも、かなり自信があるし、安心していられる」とギルモアが言った。「すべてのポイントブレイクが好きだし、Dバー(デュランバー)は毎日サーフィンする場所なの。何処だろうと楽しみだわ」とコメント。

2009年のASPウイメンズ・ワールド・ツアー・ルーキーである18歳のサリー・フィッツギボンズ(AUS)は、ハードなラウンド1ヒートで18.77という今日の最高ヒートスコアを記録し、シルヴァーナ・リマ(BRA)とメーガン・アブボ(HAW)を下した。「良いスタートが切れました」とフィッツギボンズが言った。「ここゴールドコーストで本当に試合をしたいと思っていたんです。私たちには本当にラッキーで良いヒートでした」とコメント。そして、フィッツギボンズに破れはしたものの、世界2位のリマは、負けじと素晴らしいエアリアルと炸裂するフォアハンド・マニューバーで、今シーズン初のパーフェクト10ポイント・ライドをゲットした。「自分のヒートにとても満足よ。10ポイント・ライドは物凄いことだからね」とリマ。

また、アラナ・ブランシャード(HAW)、ページ・ハーブ(NZL)といったルーキーも初のワールドツアーでのヒートを果敢に攻め、ラウンド3へ勝ち進んだ。そして、昨年出産のためにツアーを離れていた元世界チャンピオンのチェルシー・ヘッジス(AUS)がツアーに復帰。昨年のイベント勝者である元世界チャンピオンのソフィア・ムラノヴィッチ(PER)を抑え勝ち上がった。「長い間休んでいた後のツアー復帰は、いつもイライラするものよ」とヘッジスが言った。「オフの時、娘が生まれ、家族と本当に楽しい時を過ごしたの。それは私のサーフィンへの新しいアプローチになった。サーフィンに行きたくても、なかなか行くことができないから、出来るときに思い切りサーフィンを楽しめるようになったわ」とコメントした。今シーズンのウイメンズサーキットも目が離せそうにない。

 


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