2005年9月11日、第10回OM杯が千葉県鴨川市マルキポイントで行われ、オープンクラス(サーフィンショートボード)、スペシャルクラス(サーフィンショートボード)、ボディボードウイメンクラス、サーフィンウィメンクラス、4つのクラスに分かれ総勢196名の選手が参加した。
当日は朝から快晴に見舞われ、波のサイズは腰から腹セット胸のコンディション。そんな中、選手達は勇敢に波を刻み、素晴らしいパフォーマンスを披露した。今年で10回目の開催となったOM杯は、毎年参加を楽しみにしている選手も数多く、エントリー受付開始から2時間で各ディビィジョンすべてソールドアウトとなった。また、数多くの優秀な選手を輩出してきた伝統ある大会として、プロサーファーの登竜門とも言えるハイレベルな大会にしていきたい。 レディ−スディヴィジョンは、ボディーボード、サーフィンともにハイレベルな選手たちが全国各地から集まり、サーフィン部門は、志賀美千代、渡辺久美子といったトップアマが敗退する中、手堅くポイントを重ねた権田光世がウイニングコールを受けた。
ボディーボードクラスでは、トライアルからは誰が優勝するか予測不能なほど有名選手達が集い、ファイナルは京谷佳奈と渡辺萌の師弟対決がハイライトとなった。どちらも確実に波を読みハイレベルなライディングを競い合い、わずか0.3ポイント差で京谷佳奈が惜しくも2位という結果となり渡辺萌がウィナーに輝いた。そんな彼女は、若干16歳。これからの活躍も期待です。
オープンクラス、ネクストジェネレーションを担う選手たちのエントリーが例年より著しく増加。注目の選手としては、グロメットのコンテストを総なめにしているOM杯初参加の加藤嵐。可能性が無限大な力強いライディングを披露していただけに残念な結果に終わった。また、40代のベテランサーファーのエントリーも非常に目立ち、グロメッツとの年齢の差を感じさせない熱いヒートも数多くあった中で、的確に波をキャッチし安定したライディングを重ねた池田貴哉が見事ウイナーに輝いた。 そして注目のスペシャルクラスは、セミファイナルで昨年のディフェンディングチャンピオンである佐久間洋之介と、2位の高津敏幸が姿を消すまさかの波瀾があったものの、最後は今回のインドネシア招待選手のガルが、ロブ・マチャドを彷佛させるスムースかつ最速なサーフィンでアピール。OM杯で初の外国人ウィナーとなり、今年3月に行われたグダンガラムサーフィンコンテストで悔しい逆転負けを喫したリベンジをきっちり果たした。 今回、特別ゲストとして大会DJに、湘南FMなどで活躍中の杉山玲子を迎え、緊張感のあるコンテスト中にも優しく華を添えフォローしてくれた。今大会にご協力を頂いきましたスポンサー各社、関係スタッフ、そして選手の皆様に厚く御礼申し上げます。 デイトライン OM TOUR |